「潰れない」「配当」に照準 東京五輪後の調整待つ

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はラッキーさん(30)。東証1部のメーカー勤務。ワールドカップ(W杯)で魅了されにわかラグビーファンに。

2008年~

RSI(相対力指数)が30%を下回るのが買い時だ

高校を卒業するころ、投資を趣味にしていた祖父母から「おまえも大人になるんだから」と卒業祝いに50万円をもらった。当時は岡山の田舎に住んでおり、お金の使い道も思いつかなかったため祖父母をまねして投資することにした。50万円を全て三菱商事(8058)につぎ込み、今でも保有している。当時はリーマン・ショックの影響で安く買えたため、評価額は3倍近くに膨れあがっているのがありがたい。株式投資が楽しくなったので、それまでためたお年玉をつぎ込んでコマツ(6301)も買った。

これらの銘柄を選んだ理由はいくつかある。1つは東証1部上場で潰れることがない大企業だと思ったこと。もう1つは高配当銘柄で株主還元も積極的にしていることだ。思い返せば祖父母も東京電力(9501)を好んで保有していた。銘柄選定にも影響を受けていたのかもしれない。

09年~

大学入学後にはそれまでの対面型証券だけでなく流行し始めたネット証券にも口座を開設した。当時買っていたのは武田薬品工業(4502)や中小型株だ。ただアベノミクスが始まる前で相場が膠着するなか、値動きがないのに株を買う意味はないと思って取引をやめてしまった。

19年~

社会人になってからは仕事が忙しくて勤め先企業の株の積み立て以外はあまり取引をやってこなかった。ただ結婚したことや老後2000万円問題が話題になったこともあり、取引を再開するために改めて少額投資非課税制度(NISA)の口座を開いた。

秋口の株価の急上昇に乗り切れず、現在は指をくわえてみている状態だ。次に株を買うチャンスは20年の東京五輪後に来る株価調整局面だと思っている。基本戦略が長期保有なので最近は株主優待にも興味を持って色々と調べており、KDDI(9433)などに興味がある。

[日経ヴェリタス2019年11月24日付]

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