テスラ・モデル3 パワー自慢のEVはまるで部長席

2019/12/8
パワーとスタミナが自慢の電気自動車「テスラ・モデル3パフォーマンス」(写真:田村 弥、以下同)
パワーとスタミナが自慢の電気自動車「テスラ・モデル3パフォーマンス」(写真:田村 弥、以下同)
webCG

EV(電気自動車)専業メーカーのテスラが開発した、新たな4ドアセダン「モデル3」。ほかのテスラ車に比べて手の届きやすい価格設定だが、その走りや使い勝手はどうか? パワーとスタミナが自慢の最上級グレードで確かめた。

部長の椅子ってこんな感じ?

「まるで、いまどきの会社のオフィスのようだな」

話題のアフォーダブルテスラ、モデル3。その車内に腰を下ろして、最初に筆者が抱いた印象だ。自分はフリーランスだけれど、もし勤め先の会社にこのクルマで行くとしたら、「これからオフィスへ向かうのに“オフィスのようなクルマ”でというのはどうなのかしら?」と、少し不思議な気持ちになった。そのくらいモデル3のインテリアは“すっからかん”である。

水平基調のインパネは上部がブラックで、ダッシュボード中央のパネルが木目のシルバートリム。非常にクリーンな印象だが、あまりに簡素で事務机的ともいえる。オフィスライクな雰囲気を最も強く印象づけるのは、中央にドーンと鎮座する15インチのモニターだ。これも朝からいきなり仕事感を演出してくれる。ここにスタバのコーヒーでもあれば、会社に着く前から仕事スイッチが入るかもしれない。

極めてシンプルなデザインのインテリア。水平に伸びるインパネや、スイッチ類のないセンターコンソールが特徴的

ちなみにテスラ車は、このモニターを介してほとんどの操作をこなすため、インパネにはスイッチ類がほとんどない。あるのはステアリングコラム右のシフトレバー(アダプティブクルーズコントロール連動)と左のウインカーレバー、ステアリングホイールのスポーク部に付いた、2つのダイヤルくらいだ。だから一見すると最廉価版グレードに乗っているような気分になるのだが、今回試乗するのは最もハイパワーな「パフォーマンス」なのであった。

そんなシンプルさはモデル3最大の特徴だと思うが、シートはとても座り心地がよかった。体が触れるクッション部分はふっかりとしていて、サイドサポートのおかげでホールド性もきちんとある。このラグジュアリーさ強めのスポーツ感は独特で、まるで「部長の椅子」に座っているかのような気分になる。あ、やっぱりこのクルマは“オフィス”なんだな。

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