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画像はイメージ=PIXTA

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あなたの強みは何ですか――。即答できないビジネスパーソンも少なくないだろう。ただ、働き方や職場環境が激変している今日のビジネス社会では、自分の強みを知っておくことはキャリアアップの必須条件ともいえる。数多くの転職者の相談にあたってきたパソナの岩下純子・常務執行役員に、自らの強みの見つけ方を聞いた。

◇  ◇  ◇

――ビジネスパーソンにとって、自分の強みを知ることがなぜ重要なのでしょう。

「大きく分けて3つの背景があります。まず、ここ数年で転職が一般的になり、転職者と同じ職場で働いたり、自らが中途採用で新たな会社に勤めたりすることが当たり前になってきました。従来の終身雇用システムでは、自分の強みが何か、自分がどのような人間なのかを、あえてアピールしなくても、おおよそ分かってもらえていた人が多かったのではないでしょうか」

「また、社内で皆が似たような教育を受けていたため、スキルが同質化され、社員間の違いが際立たなかった面もあります。こうした状況が転職の広がりによって一変し、転職時の入社面接はもちろん、人事考課の面談や新しいプロジェクトに挑戦したいときなど、自分の強みを積極的にアピールしなくてはならない場面が大幅に増えてきました」

パソナ 岩下純子常務執行役員

パソナ 岩下純子常務執行役員

「第2に、人生100年時代の到来があげられます。寿命が延び、70歳代まで働くことが一般的になってきました。20歳代からキャリアが始まったとして70歳代まで働くと、通算のキャリア年数は50年以上。自分らしく、いきいきと長い期間働くためには、自身の強みを認識し、それを生かせる仕事を節目ごとに探す必要があります」

「これまでは、早ければ40歳代後半にはリタイア後の人生設計に思いをはせていた人もいたはずですが、今では40歳代は『キャリアの折り返し地点』でしかありません。長丁場のマラソンを走りきるためには、綿密なゲームプランが必要です」

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