寒い季節に芯から温まる 高速道のカレーメニュー連載 高速道路グルメ「カレー」編

ドライブで立ち寄りたい関東近郊のサービスエリアやパーキングエリアで食べられる、おいしいカレーをピックアップした
ドライブで立ち寄りたい関東近郊のサービスエリアやパーキングエリアで食べられる、おいしいカレーをピックアップした

あちこちから初雪の便りも聞こえてきた初冬、朝晩の冷え込みもだいぶきびしくなってきた。高速道路を走るクルマは快適な車内温度を維持できるとはいえ、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)での休憩時にも、体が芯から温まるような食事がほしくなる。そこで今回は、東京近郊の高速道路で食べられる注目のカレーメニューをピックアップした。まずは東京への帰り道で立ち寄りやすい「上り」のSA・PAから紹介しよう。※記事中の価格はいずれも2019年11月現在の税込み価格

上河内SA「あさや特製和牛カレー」

上河内SA「あさや特製和牛カレー」(1020円)。提供時間11:00~22:00(平日)、7:00~22:00(土日祝)、いずれもラストオーダーは21:30

栃木県宇都宮市にある東北自動車道・上河内SA(上り)のレストラン「あさや」では、鬼怒川温泉「あさやホテル」の人気メニューである特製和牛カレーが食べられる。

あさやホテルは創業から130年以上という鬼怒川温泉でも老舗の旅館だ。現在のあさやホテル総料理長がディナーバイキングを導入する際に、洋食メニューのひとつとして和牛カレーが誕生した。上河内SA(上り)で食べられるカレーもあさやホテルと同じもので、SAに届けられたカレーソースは丸1日煮込んだ上で提供されている。

和牛カレーは数あるメニューのなかでも人気が高く、ディナーバイキング開始当時からの様子を知る上河内SA(上り)支配人の藤田昭弘氏によれば「あさやホテルのディナータイムには、ほとんどのテーブルにカレーが並ぶ」ほどだという。

昼食の時間帯に訪問した上河内SA(上り)。仕事中に立ち寄ったとおぼしきドライバーの数がとても多かった

SA/PAのカレーというと、すでにごはんにカレーがかかって出てくる印象があったが、ここではカレーソースをポットに入れて配膳する。30種類のスパイスやハーブが用いられているそうで、スパイシーな香りが鼻をくすぐり食欲がそそられた。ちなみにライスも宇都宮産米を使用している。

ソースを含むと口に広がる甘味とうま味は、長時間煮込まれた和牛から溶け出したものだという。牛肉は舌の力だけでもほぐれていくほど軟らかい。2~3センチほどのゴロッとした大きさのものが数個入っているので満足感も高かった。

トッピングのラッキョウ、福神漬と、サラダの小皿が付属。食べ進むにつれて体が温まってくるのを実感した

ポットから注いだときに香ったスパイスは、和牛の甘味・うま味に続いてやってくる。辛口というわけでもなく、後味にも強くは残らない。長く和食を作り続けてきたというあさやホテル総料理長のオリジナルレシピで作られたカレーは、牛肉の味わいとスパイスやハーブのバランスが絶妙で、辛さが苦手という人でもおいしく食べられると感じた。