U30女性タレントパワー 1位有村架純、朝ドラ勢強し
20代以下の女性タレントの勢力図はどうなっているのか。日経エンタテインメント!が毎年発表している「タレントパワーランキング」の最新データから、20代以下の女性タレント上位40人を抽出したところ、1位は有村架純、2位は広瀬すず。ほかにもNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の歴代ヒロインの多くが上位に並んだ。
タレントパワーランキングは、株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している調査データ。タレント約1280組の「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」をアンケート調査によって算出、その2つの数値を掛け合わせて「タレントパワースコア」を導き出す。いわば、タレントへの興味の広がり、強さを指標化したものだ。今回は2019年5月の調査を基にランキングを作成した。
ランキングを見てまず目につくのは、"朝ドラヒロイン"の圧倒的な強さ。1位の有村架純、2位の広瀬すずのツートップに加え、4位高畑充希、6位土屋太鳳、11位波瑠、14位永野芽郁など、歴代ヒロインの多くがランキングの上位に顔を並べている。5位広瀬アリスのほか、主演以外で出演経験を持つ者も多く、NHK朝ドラが若手女優にとって最も影響力の大きい場であることは間違いない。
3位の橋本環奈をはじめとした、女性アイドルグループ出身者も健闘。9位指原莉乃、12位川栄李奈のAKB48グループ出身者のほか、乃木坂46に在籍中の白石麻衣が15位、ももいろクローバーZのリーダー・百田夏菜子は29位に名を連ねた。男性からの支持を基盤に、グループ外での活動も重ねて広く知られる存在となった。
一方、同性支持が高いのがモデル出身者。7位桐谷美玲、8位滝沢カレンなどは雑誌モデルを足掛かりに活躍の場を広げてきた。13位本田翼、16位藤田ニコル、21位中条あやみなどは、現在も現役の専属モデルだ。31位新木優子は今期、初めて地上波の連続ドラマ主演を務めるまでに成長している。
(日経エンタテインメント! 山本伸夫)
[日経エンタテインメント! 2019年11月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。