冬こそキレイ色ニット コーディネート全体に清潔感

「男性もある程度年齢を重ねると、肌のハリが落ちてきますよね。明るい色を取り入れることで、コーディネート全体に清潔感が出てきます。デニムやチノ、軍パンなど男性の定番パンツにも合わせやすい色をセレクトしているので、これまで暗い色のニットを選んでいた方にも試してほしいですね」

スコットランドのシェットランド諸島に生息する羊から取れたウールを使って編み上げたニット。「フルファッション」と呼ばれる、縫い目が出ない製法で作られている。Harley of Scotland / シェットランドウール クルーネックニット1万6280円税込み

上質なカシミヤが際立つシンプルなデザイン

「コーディネートに季節感を演出できるのがニットの最大の魅力」と語るのは、JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)京都店の関大地氏。薦めるのは、JOURNAL STANDARDのカシミヤクルーネックニットだ。

店頭で手に取ったほとんどの客が、生地の滑らかさに驚く。さらに試着すると、すぐ購入する方も多いという。

「カシミヤならではの滑らかな肌触りや手頃な値段はもちろんですが、シンプルなデザインが一番のポイントです。というのも、トレンド感のあるビッグシルエットのニットなどは、やはり着回すのが難しいと感じるお客様も多い。スタイリング問わず使えるデザインなので、安心してご購入いただいています」

関氏はニットだけでなく、コートやパンツも同系色のブラウンでまとめるコーディネートを提案していた。ブラウンは今年のトレンドカラーでもある。主張しすぎない落ち着いた色なので、大人も取り入れやすい。

カシミヤの上品な光沢感を生かすべく、シンプルな形に仕上げたニット。ピュアカシミヤ100%で仕上げつつ、手頃な値段に抑えた点も魅力的だ。全6色。JOURNAL STANDARD / カシミヤクルーネックニット 1万4300円税込み

老舗のボーダー柄、レトロな雰囲気に味わい

使いやすさを重視するなら、無地のニットに軍配が上がるだろう。ただ、それとはまた違う視点から紹介してくれたのは、東京・代々木上原LILY(リリー)の店主である加藤宏輔氏。Jamieson's(ジャミーソンズ)のボーダーニットをお薦めしてくれた。

「ニットうんぬんというより、独特の発色のボーダー柄にひかれて仕入れた一着です。どことなくレトロな雰囲気があるというか、スウェットでは出せない味わいがありますよね。実際、最近ニットを着てなかったというお客様からの反応もいいですね」

FACYの投稿でもベーシックな無地を求めるユーザーだけではなく、「変わった柄」や「変わったデザイン」を探している声もいくつか見受けられた。冬場のコーディネートのアクセントとしての効果も期待しているのだろう。

さらに、「決して万人にはお薦めできない」と前置きした上で、加藤氏ならではのニットの扱い方も教えてくれた。

「ウールのニットも、個人的には洗濯機で洗ってしまいます。ちょっと縮むのですが、着ていくとまた伸びてくる。かちっと着るのではなく、毛玉ができたりして、味が出てくる感じが好きですね。あくまで、僕個人の楽しみ方なのですが」

1890年代に創業した、スコットランドの老舗ニットファクトリー。伝統的なフェアアイル柄のニットで知られているブランドだが、ボーダー柄というのが新鮮だ。Jamieson's / ボーダークルーネックニット 2万4200円税込み

文:FACY編集部 杉山 遼人(https://facy.jp/)

「 Fashion × Analytics 」記事一覧

夏の装い直前講座
Watch Special 2020
Fashion Flash
夏の装い直前講座
Watch Special 2020
Fashion Flash