老後2000万円も解決? 共働きの大きな年金メリットどうなる年金(4)

写真はイメージ=123RF
写真はイメージ=123RF

今月のマネーハックは「年金」をテーマに考えています。何でも悪いものと考えるのはあまり建設的ではありません。ちょっと目線を変えて年金と向き合っていくことで、今をどう生き抜くかの問題を整理できたり、また将来への備えをどう考えていくかという解決の糸口が見つかったりすると思います。

最終週は「共働きと年金」について考えてみます。

年金額は合計の収入で決まる、共働きか片働きかは関係ない

国による年金の財政検証結果(年金制度の将来見通し)の中に興味深い資料が1枚挿入されていました。働き方と年金給付の関係について説明した資料です。

この資料では、片働き(夫か妻の一方だけが働いている)世帯と共働き世帯の年金水準について述べられています。片働きか共働きであるかは、年金給付においては中立的との説明です。

つまり、「夫:60万円、妻:専業主婦」という世帯と「夫:30万円、妻:30万円」という世帯の年金額は基本的に同水準になる、ということです。

専業主婦あるいは扶養のままパートで働けば、年金保険料を納める必要がありません。これと比べると、共働きで厚生年金保険料を2人とも払うことは負担が多いように思われます。そのため、できれば扶養のまま働きたいと、年収が100万円くらいに収まるようコントロールしている人もいます。しかし、夫婦がともに厚生年金に入ることは将来の年金給付においては大きな意味を持つのです。

先ほどの例を別の見方をしてみましょう。