シャープAQUOS sense 3 手ごろな価格で電池長持ち戸田覚の最新デジタル機器レビュー

ディスプレーは明るく満足できる

ディスプレーは、シャープ製のIGZO液晶を採用している。サイズは前記のように5.5インチで、解像度は1080×2160ドットだ。解像度は中級モデルと変わらず、画質も十分に満足できるだろう。特徴は非常に明るいこと。

最近、5万円を超えるモデルでは有機ELの採用が増えている。有機ELは消費電力が少なく、くっきりとした表示が特徴だが、AQUOS sense 3のIGZOも負けてはいない。輝度を上げると明るくなり、屋外でも見やすい。ただし、斜めから見ると、やや暗くなるのが液晶の特性で、この点だけは有機ELに及ばない。

右のGalaxy S10(有機EL採用)に比べても明るさは勝るとも劣らない
斜めからはGalaxy S10(右)が明るく見える

テキスト中心の画面ではより違いがわかりやすくなる。左のAQUOS sense 3は非常に明るい
テキストの場合も、斜めから見るとGalaxy S10(右)の方が明るくなる

カメラは割り切って使いたい

カメラはダブルで、標準と超広角の撮影に対応する。昨年までのスマホは標準プラス望遠の採用が主流だったが、今年は、標準プラス超広角がトレンドになっている。望遠は、カメラに機能がなくても画面上でピンチ操作をすれば、画質は粗くなるが代わりになる。ところが、同じ距離からでも広い領域が写せる超広角は、最初から広い範囲を撮っておかないといけないのだ。旅行先で景色を撮ったときに、雄大に写せるのがうれしい。もっとも、スマホの高級機では標準、超広角、望遠という3つのレンズを持つのが主流になっているので、ここは下位モデルの妥協点だ。

背面カメラはダブルだ

画質は、上位モデルとの差がそれなりにある。明るい部分の白飛びが気になるのだ。画質にこだわる方には向かないが、ガラケーからの移行であれば、問題を感じないだろう。

標準カメラで撮影。スナップには十分だ
超広角で撮影するとややゆがみが気になる。また、明るい部分の白飛びも妥協点だ

価格を考えればおすすめ

3万円台という価格を考えれば、バランスが良くお薦めの製品だ。おサイフケータイを搭載し、防水にも対応する。弱点はテレビがみられないことだ。普段はスマホでテレビを見ない方も、災害時などにはあった方が便利なので、よく考えて選んでほしい。

SIMロックフリーの格安スマホには、もっと安価な製品も多いのだが、キャリアから買えるのもAQUOS sense 3のいいところだ。キャリアで色々質問しながらスマホデビューしたい方には良い選択肢と言える。

なお、年配の方向けのホーム画面にも切り替えが可能だ。

よりわかりやすいホーム画面へと切り替えが可能だ
戸田覚
1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。
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