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眼前に「新」国立競技場 神宮プール跡地にホテル開業

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NIKKEI STYLE

2019年11月22日、東京・千駄ヶ谷の新国立競技場前に、「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア(以降、神宮外苑の杜プレミア)」(地上13階建て、客室全362室)が開業した。三井ガーデンホテルの上級クラス、プレミアシリーズとしては全国5軒目、都内では3軒目の開業となる。

場所は、新国立競技場の目の前(徒歩1分)、都営大江戸線国立競技場駅から徒歩1分、JR千駄ケ谷駅、信濃町駅からそれぞれ徒歩5分程度とアクセスが良い。この場所は、明治神宮外苑水泳場、通称「神宮プール」の跡地(02年閉鎖)。かつて多くの人でにぎわい、国際大会も行われた神宮プールの面影は、2階にある大浴場の壁面アートとして再現されているのが興味深い。

建物の外観は木を使用、各客室のバルコニーにも天然木材が使われるなど、目の前の新国立競技場と対をなすようなデザインだ。「半径2キロ圏内に大規模な緑が点在し、四方に開けた土地です。外観は木を使用、バルコニーには天然のスギ材を採用し、新国立競技場を意識した仕様にしました」(三井不動産 ホテル・リゾート本部ホテル事業部小田祐部長)。

面白いのは、建物全体が弧を描くように四辺の中心がへこんでいる形状になっていることだ。「当ホテルは、新国立競技場の中心から約202.0メートルの位置にあります。1964年に東京オリンピックが開催されてから56年の月日を経て、新しい国立競技場が建ち、2020年には再び東京オリンピックが開催されるということにかけて、また周囲の景観に溶け込むように、半径202.0メートルの円を描いた弧を表す外観を設計しています」(小田部長)。

ホテルがターゲットと考えているのは、このエリアに点在するスポーツ施設を利用する国内外の関係者やアスリート、観戦に訪れる人々をはじめ、周囲には慶応大学病院、大学や医療施設も近いことから、学会参加者や病院利用者など。そのために、ミニキッチン付きの部屋もあり、長期滞在プランも用意している。

シティーホテルとリゾートホテルを融合

神宮外苑の杜プレミアの客室の大きな特徴は、窓が大きく、全室にバルコニーが付いていること。周囲に高い建築物がほとんどないことから、バルコニーからは想像以上に広い景観が望める。しかも、座れるスペースも設けられているほど奥行きもしっかりある。ここが通常のシティーホテルとは異なるポイントだろうか。

客室の壁は石調、床はフローリング、ミッドセンチュリーデザインを思わせるようなビンテージ風のペンダントライトや、真ちゅう製のベッドサイドライトなど、都会的な空間デザインながら、大きな窓とバルコニーの手すりがガラスということもあって外の景色がダイレクトに望め、開放感もたっぷりある。

客室から望める景観もこのホテルのキーポイントだ。ルーフトップのジュニアスイートキングとジュニアスイートツインを含む南側の92室からは正面に新国立競技場、西側の客室からは新宿の高層ビル群、新宿御苑、天気が良ければ富士山も望める。また、南と東側の部屋からは、毎年夏に行われる神宮外苑の花火大会が楽しめるのもちょっとしたリゾート気分を盛り上げてくれそうだ。

また、最上階の13階には宿泊者専用の屋上テラスが設けられていて、客室同様にガラス手すりで囲まれている。五輪カラーの丸いソファが配されているのがちょっとした話題になりそうだ。ただしここでの飲食は禁止なのが残念だ。

アート空間、ジム、テラスレストラン

三井ガーデンホテルは、その土地や文化を体現できるアート作品が館内に点在し、アートギャラリーのような空間にデザインされているのが共通のコンセプトだ。神宮外苑の杜プレミアもそのコンセプトを踏襲し、元神宮プールだったということから「水」と、周囲の景観に溶け込む緑や木をテーマにしたアート作品が館内に点在している。それらを眺めながら過ごすのも一つの楽しみになるだろう。

フィットネスルームには、アプリと連動できる、イタリア製のトレーニングマシン「テクノジム」を導入。緑を眺めながらトレーニングできる。

エントランスの奥には、約1000平方メートルのセミプライベートガーデンにつながるレストラン「リストランテ&バー エボルタ」がある。ここは国内で幅広いジャンルのレストランを展開しているRYコーポレーションが運営する創作イタリアン。まき、炭の香りを楽しめる料理がテーマで、朝食はビュッフェスタイル。天然酵母で作った焼きたての自家製パンをはじめ、薪釜オーブンであぶった自家製ハムやベーコンから和食まで種類豊富なメニューを味わえる。レストランの横にはテークアウト専門ベーカリー「ザ グローブ ベーカリー」も併設されていて、お土産としても利用できる。

暗闇体験「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」

ホテル初の試みとして登場するのが、暗闇を体験する施設「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」(体験時間約2時間、1万2000円、定員各8人、18歳未満不可)だ。ダイアログ・イン・ザ・ダークは、1988年にドイツの哲学者アンドレアス・ハイネッケ博士が発案した体験プログラム。

特別なトレーニングを積み重ねた視覚障害者がアテンドして、参加者をまったく光の入らない漆黒の暗闇の空間に案内し体験するもの。神宮外苑の杜プレミアでは、オリジナルの自然と日本文化をテーマにした体験プログラムが用意されている。

暗闇の中で約2時間、対話と周囲の音だけで過ごすプログラムは、すでにさまざまなイベントで披露されていて話題になっている。生産性の向上や職務への適応能力を予測する指数「情動知能指数EQ」が高くなり、生産性の向上やストレスの軽減につながるという検査結果も出ていて、この体験を研修に取り入れる企業も増加中のプログラムだ。

「今まで培ってきたシティーホテルとリゾートホテルのノウハウを集約した新しいタイプのホテルとなります。ダイアログ・イン・ザ・ダークは、非日常の体験ができるプログラム。その特別感はホテルのコンセプトにマッチしていることから、初の導入となりました」(小田部長)

新国立競技場の目の前、バルコニー付きの広めの客室、散策できるガーデンもあり、2020年東京オリンピックの期間には多くの需要が見込まれるが、予約販売開始の時期は未定だという。

(ライター 広瀬敬代)

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