寝室や子ども部屋にも置きたい 小型の空気清浄機3選
年末も近づき、これからは、風邪やインフルエンザ、そして花粉と、空気が気になる季節。空気清浄機の導入を検討している人も多いのではないだろうか。スウェーデンの空気清浄機専売メーカー、ブルーエアによると、室内の空気は外気に比べて2~5倍汚れているという(アメリカ合衆国環境保護庁調べ)。空気清浄機は家族が集まるリビングだけでなく、滞在時間が長い寝室や子ども部屋などパーソナル空間にも置きたいもの。今回は、コンパクトながらパワフルで、操作もシンプルな3モデルを紹介しよう。
カラーが選べるカジュアルライン/ブルーエア
スウェーデンの空気清浄機専売メーカーであるブルーエア。同社のフラッグシップモデル「Classic 600」シリーズは、米国家電製品協会「AHAM」によるクリーンエア供給性能に関する基準「CADR」においてナンバーワンに位置づけられ、「実質的に世界最高クラス」としている。
そんなブルーエアがパーソナル空間に置きやすく、価格も手ごろなカジュアルラインとして用意しているのが「Blue Pure」シリーズ。中でも「Blue Pure 411 Particle + Carbon」は直径200ミリとコンパクトなので、狭いスペースに設置が可能だ。付け替えできるプレフィルターは、部屋のイメージに合わせて「サフランレッド」「ディーバブル―」「ダークシャドウ」の3色から選べる。
構造はシンプルで、ハウスダストや花粉、PM2.5などの微粒子を99%取り除く円柱形のメインフィルターに、ホコリなどの大きなゴミを取り除く伸縮性のあるプレフィルターをかぶせている。
360度全面から吸い込んだ空気を清浄された空気を天面のファンから上方へ吹き出し、室内の空気を効率的に循環。フィルター内側には、消臭効果のあるカーボンシートも備える。
日常的な手入れは不要で、メインフィルターの交換は約6か月ごと。プレフィルターは汚れが気になったら水洗いが可能だ。
高機能でデザインにもこだわり/カドー
カドーは空気清浄機をはじめ、加湿器、除湿器、除菌消臭器など、空調家電を中心に、デザイン性の高い家電を多く手掛ける日本メーカーだ。空気清浄機のフラッグシップモデル「AP-C700」は、ブルーエア同様、AHAMのCADRで最高値を2012年に獲得している。
同社の「LEAF120」は棚の上に置いてインテリアのように使えるコンパクトモデル。フィルターは、物質捕獲サイズが0.09マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルと非常に細かく、花粉やホコリのほか、PM2.5より小さいPM0.1まで捕捉する。さらに同社独自の光触媒技術により、フィルターに付着した有害物質は水と二酸化炭素に分解され、フィルターの吸着力が自己再生するという。
空気の汚れ具合に応じてLEDライトが変色するセンサーを搭載。さらに照度センサーが周囲の明るさを感知し、暗くなるとLEDの照度を自動で落とすため、睡眠中のまぶしさを抑える。メインフィルターの交換は約6カ月~1年ごと。本体カラーはブラックとホワイトの2色。
米国で10万台販売の人気モデル/コーウェイ
コーウェイは、世界40か国で展開し、空気清浄機を年間110万台以上販売する韓国の家電メーカー。日本市場には2018年に本格参入した。フラッグシップモデル「AIRMEGA 400S/300S」は高さが580/538ミリあり、インテリア家具のようなデザインが特徴だが、今回紹介する「AIRMEGA MIGHTY」は高さを抑えることで、寝室などパーソナル空間に置いても圧迫感を感じさせないモデルだ。アメリカでは2018年に約10万台が販売されたという。本体カラーはブラックとホワイトの2色。
フィルターには、プレフィルターの他、「抗菌GreenHEPAフィルター」「活性炭フィルター」を搭載。抗菌フィルターは0.3マイクロメートルの微小な微粒子を99.97%以上除去、ウイルスや有害菌を99.9%以上不活化する。さらに活性炭脱臭フィルターが臭いと有害ガスを99%除去するという。脱臭・除菌効果を高めるというマイナスイオンも放出する。
運転モードは弱・中・強・エコのほか、ホコリセンサーが検知した空気の汚れに応じて自動で調整する「スマート運転」モードも備える。フィルターの交換の目安は約12カ月。そのほかプレフィルターのお手入れが必要で、こちらは2~4週間に1回程度が目安となる。
白物家電・美容家電を中心に、暮らしにまつわるモノやコトを幅広く取材、執筆するフリーライター。リアルな主婦目線で、日々の家事が楽しく快適になる家電の取り入れ方を積極的に発信する。
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