満期保険金の受け取り方 一時金と年金どちらがお得?FPがお悩み解決

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写真はイメージ123RF
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保険の満期が近づき、受け取り方を迷っています。一時金か年金か、何を基準に判断すればいいのでしょうか。(60代女性)

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回答者:ファイナンシャル・プランナー 森文子さん

保険の満期金を受け取ることで、税金等が生活にどのように影響してくるのか、理解している人は少ないようです。制度を理解し、少しでも多く手元にお金を残すことができれば、うれしいですね。

保険の「満期」とは保険期間の終了という意味。満期時に保険金を受け取ることができるのは、養老保険や学資保険のような貯蓄性のある保険です。終身保険は一生涯の保障のため、貯蓄性はありますが満期はなく、死亡保険金として受け取るか、保険期間の途中で解約して解約返戻金を受け取るものです。

保険料負担者と保険金受け取り人によって異なる税金

税金は「所得税」「贈与税」「相続税」のいずれかが保険金の受取人に課されます。ポイントは誰が保険料を負担し、誰が保険金を受け取ったか。自分が負担し自分が受け取れば「所得税」、他人が負担し自分が受け取れば「贈与税」、故人が負担し相続人が受け取れば「相続税」です。

所得税は収入から必要経費を引いた所得、いわゆる「もうけ」が対象です。扶養控除などの所得控除も減算し、残る金額があれば税金が発生します。住民税も同様です。