国民年金の保険料 払えなくなったときの対策はいまさら聞けない大人のマネーレッスン

2019/11/25
フリーランスが知っておきたい国民年金保険料の免除制度(写真はイメージ=PIXTA)
フリーランスが知っておきたい国民年金保険料の免除制度(写真はイメージ=PIXTA)

フリーランスや自営業者として働く人、あるいは、社会保険に加入していないアルバイト・パートの人(※1)は、自分で社会保険料を支払う必要があります(扶養されている人は除く)。中には、収入が不安定な人もいるかもしれません。

国民年金の保険料は、収入が少ない、失業したなどの経済的な理由で、支払いが免除される制度があります。もし、保険料の支払いが難しい場合は、免除の申請を行いましょう。経済エッセイストの井戸美枝さんが国民年金保険料の免除制度を解説します。

(※1)週20時間未満の勤務で、年収106万円(月収8万8000円)未満の人、もしくは501人未満の企業で働いている場合など

1年の未納・滞納で年金が年間2万円弱の減額に

国民年金の保険料を未納・滞納すると、どうなるのでしょうか。

まず、65歳以降に受け取る年金(老齢基礎年金)が受け取れない可能性があります。

老齢基礎年金を受給するには、保険料を納めた、あるいは免除の期間などが「10年以上」必要です。10年、つまり120カ月分ですね。保険料を納めた期間を「受給資格期間」といいますが、未納・滞納している期間は、この受給資格期間に加算されません。

また、老齢基礎年金は、支払った保険料に応じて受給額が決定します。

10年以上の受給資格期間があっても、未納・滞納の期間があると、その分将来受け取る年金額は減ってしまいます。1年の未納・滞納で、おおよそ年間2万円弱の減額となります。

少し話がそれますが、老齢基礎年金の給付の半分は、税金で賄われています。

たとえば、買い物の際に支払う消費税の一部も、年金の給付に使われています。仮に年金を受けとれない場合、いわゆる「税の再分配」を受けられない、という考え方もできますね。