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JBA(日本バスケットボール協会)の葦原一正理事はコンサルティング会社からプロ野球界に転じた

JBA(日本バスケットボール協会)の葦原一正理事はコンサルティング会社からプロ野球界に転じた

プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の立ち上げに参画した葦原一正氏はプロ野球界から転身し、事務局長を務めてきた。現在はJBA(日本バスケットボール協会)理事として国際関連の業務に従事。コンサルティング会社で培った経験を生かし、NBA入りを果たした八村塁選手の活躍などで盛り上がる日本バスケットボール界を、ビジネス面で支えている。

(下)べき論を通す Bリーグ理事が川淵三郎氏に学んだ極意 >>

スポーツ界に興味を持った原点は、海城中学3年生の時だ。

「当時は野球部で、夜、『週刊ベースボール』を読んでいると、アメリカではトレーナーという仕事があり、選手以外でもスポーツの世界で食べている人たちがいることを知りました」

そこからスポーツの世界に興味を持ち、早稲田大学の人間科学部スポーツ科学科(当時)を志望。だが、人間科学部に落ちてしまい、同じ早大の理工学部へ進学することになった。それでもなおスポーツビジネスには興味を持ち続け、大学2年生の頃になると、関係者にメールでコンタクトを取り、会いに行くなどしていた。

卒業後は大学院の修士課程へ進学。修士課程1年の夏から2年の夏まで、フランスに交換留学もした。「フランス語はあまりできませんでしたが、日本好きなフランス人と仲良くなり、いつも一緒に授業を受けていました。彼は私から日本の情報が聞けるし、私は彼に日本語で授業内容を教えてもらえる。ウィンウィンの関係が築けたおかげで、語学力不足を補うことができました」と振り返る。

スポーツ界を志しつつコンサルティング会社に就職

最初に就職したのは戦略系コンサルティング会社のアーサー・D・リトルだ。

「面接で『将来、スポーツの仕事をやりたい』と言ったら、『おもしろい』と反応してくれ、最初にオファーが出たのでそこに決めました」

スポーツ界を志していたのに、なぜ、コンサルティング会社を選んだのか。それには、ある人物のアドバイスが関係していた。

「学生時代、ニューヨークでスポーツ界のコンサルタントとして活躍していらっしゃる鈴木友也さんと知り合い、いろいろと相談に乗ってもらっていました。スポーツ界は狭き門だし、そこで働きたいのであれば、まずはコンサルティングの世界などでプロとして専門性を確立してからの方がいいというアドバイスをもらい、素直にそうかと思ったのです」

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