腹の筋肉を伸ばしてへこます 「そるだけ」ダイエット

日経ヘルス

息を吐きながら上体を2に戻す。2~4を5回繰り返す。

イスに浅く腰かけ、両足はひざよりも手前に引き寄せて行う。そる手順は立位と同様に行う。「立位で行ったとき、体がグラグラしたり骨盤が前に出やすい人は、まずは座って行うと安定してやりやすい」(中村さん)。

そる腹筋は「ツラい、キツい」という負担なくできるのが特徴。しかし、「胸が硬いと思うようにそれない」と中村さん。「そる腹筋は腰ではなく胸でそるのが特徴。うまくいかないと思った方は、長年の縮こまり姿勢で胸椎が硬くなり、胸が開かなくなっている可能性が高い」。

胸が広がらないと、ろっ骨が上がらず、つぶれたお腹も十分に伸びない。胸の柔軟性が足りない場合、胸をゆるめることから始めたい。「呼吸が浅い人も胸が硬い傾向がある。準備運動で胸まわりをゆるめれば、スムーズに行える」(中村さん)。

また、基本のそる腹筋だけでも十分、効果を期待できるというが、余裕があれば「横にそる」腹筋と「斜めにそる」腹筋も続けて行おう。ともに腹斜筋を刺激し、脂肪のつきやすい横腹をすっきりさせる。「人間の体は3Dなので、お腹も立体的にアプローチしたい。3種類のそる腹筋でお腹の筋肉をあらゆる角度から刺激できる」(中村さん)。

『「そる」だけでやせる腹筋革命』

そる腹筋のほか、ダイエットや不調に効果的な「筋肉を伸ばす」エクササイズが集結。飛鳥新社/1000円・税別。

考案者は…

中村尚人さん
理学療法士。ヨガインストラクター。Studio TAKT EIGHT(タクトエイト)主宰。1999年より理学療法士として12年間幅広く臨床を経験するなかでヨガと出合い、医学的に効果のあるヨガを伝えている。著書にそる腹筋を詳しく紹介した『「そる」だけでやせる腹筋革命』(飛鳥新社)など。

(取材・文 長島恭子、写真・図版提供 飛鳥新社、写真 田中達晃・石川咲希=Pash、モデル 小室理砂、イラスト 安久津みどり、構成 高宮 哲=日経ヘルス編集部)

[日経ヘルス 2019年8月号の記事を再構成]

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