「天気の子」森七菜 変化うれしい菅田先生の卒業祝い

「16歳のときにオーディションを受けた作品です。私自身、家族がすごく好きなので、ぜひこの家族の映画に選んでいただけないかなと思っていました。

実際に撮影に入って難しかったのは、小学生時代の美也子を演じることです。どうすれば子どもに見えるか、自分の小学生時代のビデオを見て研究したりしました。そこで気づいたのが話し方。今でも『話し方が子どもみたいだね』って言われるんですけど(笑)、小学生の頃はもっと舌足らずで、不安定だったんです。そういうところを意識して演じました。

もう一つ不安だったのは、戸田さんの少女時代を演じるということ。どうやって演じればいいんだろうと思っていたら、本読み(台本読み合わせ)の後に、戸田さんが私のセリフを全部、読んでくださったんです。小学校から高校生時代まで、全部、お芝居をしてくださって。それを体で覚えて、反すうしながら、役を作っていくことができました。

映画「最初の晩餐」では戸田恵梨香さん演じる長女の子ども時代を演じた(写真上の左が森さん)。撮影前、戸田さんが森さんのセリフを全部読んでくれたという

「最初の晩餐」には、目玉焼きや味噌汁、焼き魚など、思い出の家庭料理が登場する。特に印象に残っている料理は何かと聞いてみる。

「映画の中の料理は全部印象的ですね。撮影中に本当に食べているんですけど、全部、おいしかったんですよ。だから本番後、『これ、食べていいですか?』って聞いて、全部食べちゃってました(笑)。

特に印象に残っているのはお味噌汁。2月に長野県で撮影していて、寒かったんですよ。でも夏のシーンのために半袖になったりしていたので、お味噌汁のぬくもりに助けられました。

完成した映画を見ると、ご飯の一つひとつに、スクリーンの向こう側とは思えないくらいのぬくもりが感じられるんです。すごく好きな作品になりました」

では、森家の家庭料理で、森さんが一番好きなモノは何だろう。

「一番ってことは、1つですか。お母さんが作る料理は全部おいしいんです。うーん、しいて選ぶとすれば……1つじゃなくて、3つでもいいですか(笑)。だったら、手巻きずし、ハンバーグ、あと卵焼き!」

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