値引き規制で増える低・中価格帯スマホ 安心の4製品佐野正弘のモバイル最前線

NTTドコモが2019-2020年の冬春商戦に向けた新機種で、最も力を入れていたのが「Galaxy A20」。必要な機能を搭載しながら税抜きで2万円を切る価格を実現したコストパフォーマンスの高さが特徴だ
NTTドコモが2019-2020年の冬春商戦に向けた新機種で、最も力を入れていたのが「Galaxy A20」。必要な機能を搭載しながら税抜きで2万円を切る価格を実現したコストパフォーマンスの高さが特徴だ

電気通信事業法の改正による端末値引き規制の影響を受け、2万~5万円程度と手ごろな値段で購入できるスマートフォンが急増している。

値引きありで1万円を切る低価格モデルも登場

その動きを象徴しているのがNTTドコモである。同社は2019年10月11日に、冬春商戦に向けた新サービス・新商品発表会を実施したが、その中でプッシュしていたのは「スタンダードモデル」と呼ぶ中価格帯のスマホ2機種、シャープ製の「AQUOS sense3」と韓国サムスン電子製「Galaxy A20」の2機種だったのだ。

しかもGalaxy A20は、同社のオンラインショップで1万9440円と、税抜きであれば2万円を切る価格だ。防水・防じん性能やおサイフケータイに対応するほか、災害時に役立つFMラジオチューナーを搭載するなど、普段使いには必要十分な機能・性能を持っている。

またソフトバンクの低価格ブランドであるワイモバイルも、コストパフォーマンスを重視した中国ZTE製のスマホ「Libero S10」の投入を発表している。こちらはFeliCaこそ搭載していないものの、IP57の防水・防じん性能を持ち、メインカメラにはデュアルカメラ構造を採用。それでいて価格は税込みで2万8800円だ。法改正後の割引上限である2万円を適用すると1万円を切る価格で購入できる。

価格重視のワイモバイルが投入した「Libero S10」。法改正後の割引上限を最大限適用すると1万円を切る価格を実現する

これら2機種は低価格を実現するため、カメラやチップセットの性能、ディスプレーの画質を下げるなどしているため、ハイエンドスマホに比べ見劣りする部分が少なからずある。だが実際に触れてみれば普段使いには十分な性能を備えている。スマホ全体の性能底上げが進んでいることから、カメラやゲームなどに強いこだわりを持つのでない限り、低価格帯でも十分安心して利用できるものが多くなっているのだ。

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