ニコンAPS-Cミラーレス 小さな実力派で撮ってみた

ニコン初のAPS-Cミラーレス一眼、「Z 50」。価格はニコンのオンラインショップでボディーのみ税込み11万9900円。ダブルズームキットは税込み16万9840円
ニコン初のAPS-Cミラーレス一眼、「Z 50」。価格はニコンのオンラインショップでボディーのみ税込み11万9900円。ダブルズームキットは税込み16万9840円

フルサイズミラーレス一眼「Z 6」、「Z 7」が評判のニコンから、APS-Cフォーマットのミラーレス一眼としては初めての製品「Z 50」が登場する。とても軽くてコンパクトなボディーは手のひらに載ってしまうほど。それでいて性能はフルサイズ譲りで申し分ないのだ。

「Z 50」は兄貴分の「Z 6」、「Z 7」をギュッとコンパクトにしたルックスでフォトグラファーをやる気にさせてくれるフォルムだ。ボディーサイズは約126.5(幅)×93.5(高さ)×60(奥行き)mm。ボディーの重さはなんと約450グラム(バッテリーおよびSDカードを含む、ボディーキャップを除く)。小さいがしっかりと握れる大型グリップを備えホールド感が高い。望遠レンズ使用時や低速シャッター時でも安心して撮影できるのがうれしい。ファインダーは236万ドット有機ELパネル。優れた光学系を採用し、のぞいた瞬間に「うわ!」と驚くほどきれいでクリアに見える。長時間撮影でも疲れにくい印象を受けた。

チルト式画像モニターは可動式だ。下方向に180°まで開けばセルフィー(自分撮り)もできる。タッチパネル方式なので、画面に触れてピント合わせとシャッターを切ることが同時にできる。軽量ボディーなので片手で持ってのセルフィーショットも楽勝である。

小さなボディーに上級機並み機能

ボディーが小さく軽いので入門機と思ってしまいがちだが、実はスペックは上級機並みだ。センサーはAPS-Cフォーマットの有効画素数2088万画素、オートフォーカスはセンサーの縦横約90%をカバーする209点像面位相差AFで、瞳AFや、暗いところでのオートフォーカスを向上するローライトAFにも対応。高速連写はAF/AE追従で約5コマ/秒だが、拡張モードで最大11コマ/秒の高速連続撮影ができる(メカニカルシャッター使用、高速連続撮影、JPEGおよび12bit RAW記録)。もちろん4K UHDムービーも撮影できるのでオールマイティーに使えるミラーレス一眼カメラになっている。

実際に使用した印象は「買い」だ。まず小型軽量で持ち歩きが気にならない。それでいて起動や撮影のレスポンスが良好で気持ちよく撮影ができ、撮影結果もクリーンで美しいからだ。沈胴式で携行性に優れ、よく効く手ブレ補正機能を持つ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」と「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」のダブルズームキットも手頃な価格だし、これからのホリデーシーズンに大ヒット間違いなしのミラーレス一眼カメラだという印象だ。インプレッションしていてかなり欲しくなった1台だ。

次ページで作例を紹介する。

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