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テレビ画面から目を離せない番組 1位は『イッテQ!』

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NIKKEI STYLE

リアルタイムだけでなく、タイムシフト(録画)視聴率も徐々に一般的になってきた昨今。視聴率には表れないが、実は見る人の心をつかんでいる番組はあるのか。ここでは、独自の方法で新しい指標を提示している調査会社に協力を得て、バラエティの隠れた人気番組を探った。テレビがついているときの滞在度(VI値)と注視度(AI値)から、どれだけテレビの前から離れず、目が画面に向いていたかの専念視聴度=「視聴質」を算出。ランキング化したのが表だ(調査はTVISION INSIGHTS社。録画視聴も含む)。

1位は『世界の果てまでイッテQ!』だった。2018年まで4年連続で視聴率トップの国民的番組は、視聴質も高かった。体当たりのロケ企画が、老若男女に好かれている。昨年、祭り企画でヤラセ疑惑が浮上したが、大幅なファン離れはなかった様子。女芸人による「温泉同好会」や、「出川哲朗のはじめてのおつかい」など、他にも爆笑を誘う企画が多数あり、見る人を引きつける内容は健在だ。

次いで、今年15周年の『天才!志村どうぶつ園』が2位となった。かわいい動物の映像は、それだけで癒やしの対象。動物の成長を見守ったり、不幸な境遇のイヌやネコに手を差し伸べたりと、心温まる企画が豊富で愛されている。

3位には『炎の体育会TV』がランクインした。調査期間での平均視聴率は9.4%で、上位5位では唯一10%を切るが、高い視聴質が得られていることが分かった。マスクを被って正体を伏せた有名アスリートが、将来を嘱望されている子どもと対決する企画や、卓球やサッカーなどで、目標となる的をどれだけ打ち抜けるかに挑戦する「100秒チャレンジ」シリーズなどが人気。結果が気になるのと同時に、応援しながら見る構図になるため、画面から目が離せなくなる人が多いようだ。

18年4月に開始して以来、注目を浴びている『チコちゃんに叱られる!』は、4位という結果。「眠くなるとなぜあくびが出るの?」「幽霊に足がないのはどうして?」など、当たり前に受け入れすぎて考えたこともなかった素朴な疑問が出題される。答えられなかったときの決めゼリフ「ボーッと生きてんじゃねーよ!」も浸透し、チコちゃんは様々なグッズや写真集が出るなど、キャラクターの引き合いも強い。キャラという共通点では、『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』も18位。今年からスタートした新番組では唯一、上位20位にランクインした。キャラ×雑学系の相性の良さがうかがえる。

予測不能な展開に支持

そして5位には、視聴率も絶好調の『ポツンと一軒家』が入った。衛星写真を手掛かりに、人里離れた場所にポツンと存在する一軒家を訪れ、なぜそこで暮らしているのかを尋ねる。険しい山道を進んだり、怪しげな建物に辿り着いたりと、道中の緊張感が魅力。苦労して行っても誰も住んでいなかったりする"ガチ"感や、出会った人の数奇な人生ドラマを知れる見応えは、この番組ならでは。6月23日の放送で、番組史上最高となる視聴率20.7%を記録。『世界の果てまでイッテQ!』の牙城を崩した。視聴質の観点からも、多くの人が夢中になっていることが証明された。

5位までは、子どもの支持を得られる番組がほとんど。家族視聴を前提とした番組が、高い視聴質になる傾向が見られる。

6位以下では、『東大王』が6位、『くりぃむクイズ ミラクル9』が7位、『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』が14位と、クイズ番組が根強い人気を見せた。視聴率では目立たないテレビ東京も健闘。街ブラ番組の雄ともいえる『モヤモヤさまぁ~ず2』が9位、同局が得意とする、ロケ取材に出て足で稼ぐ『家、ついて行ってイイですか?』と『YOUは何しに日本へ?』が10位と11位につけた。『ポツンと一軒家』もそうだが、展開の予想がつかないドキュメントバラエティは、見る人を強く引き込むため、ながら見ではなく集中して見られていそうだ。

ほか、13位の『ブラタモリ』や15位の『池上彰のニュースそうだったのか!!』など、知性系も一定層の心をつかんでいる。新しい番組では、17年に深夜で始まり、今年4月からゴールデン(19~22時)に時間帯が上がった検証バラエティ『10万円でできるかな』が16位、世間を騒がせた事件や人物に切り込む、昨年4月から開始した『直撃!シンソウ坂上』が19位に入っており、徐々に育ってきている。

それでは、男女で支持の差はあるのか。男女別のランキング結果の表をみると、男性では、ユニークな外国人が次々と登場する『YOUは何しに日本へ?』が1位を獲得。『モヤモヤさまぁ~ず2』と『ブラタモリ』が2位と3位だった。8位には『出没!アド街ック天国』も入っており、街歩き系の支持が高い。4位には、総合では入らなかった『世界!ニッポン行きたい人応援団』がランクインした。『YOUは何しに日本へ?』と共通する、海外の人が来日するドキュメントであり、男性は異文化に興味を持つ人が多そうだ。6位には教養系の『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』が入っており、知的好奇心を刺激するテーマも好かれている。

一方の女性は、萌え映像の多い『天才!志村どうぶつ園』がトップ。他人の家の中をのぞき見られる『家、ついて行ってイイですか?』が2位に入り、30年以上続く『世界ふしぎ発見!』が3位という結果になった。また、嵐の女性人気は揺るぎなく、5位に『VS嵐』、10位に『嵐にしやがれ』と、冠番組が2つともランクインした。ほか、1位の『天才!志村どうぶつ園』や4位の『世界の果てまでイッテQ!』にも当てはまるが、6位の『炎の体育会TV』や7位の『チコちゃんに叱られる!』など、子どもと一緒に見られる番組が数多く上位に入った。

●視聴質:調査期間は2019年4月1日~6月30日。NHK+在京5局の地上波で19時台以降放送の15分以上の番組が対象。録画視聴も含む。サンプル数は約2200人(関東800世帯、関西100世帯)。人体認証技術を搭載した機器をテレビの上部に設置し、視聴態勢を計測。VI値(滞在度)×AI値(注視度)を専念視聴度=視聴質として算出。小数点3位以下は四捨五入。順位は第3位以下も含めてつけている。調査:TVISION INSIGHTS(https://tvisioninsights.co.jp/)
●視聴率:ビデオリサーチ関東地区調べ。平均視聴率は編集部で作成。小数点2位以下は四捨五入。放送時間拡大などによる加重平均はしていない

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2019年10月号の記事を再構成]

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