12月権利は優待盛りだくさん 桐谷さん厳選の10銘柄

日経マネー

ポーラ・オルビスホールディングス(東1・4927)は最近、株主になった銘柄です。株価が18年高値の半値以下になり、配当利回りだけでも4%超。株主になったばかりで、まだ優待品を受け取ってはいませんが、利回り的にいいと思います。

改良を重ねる姿勢も評価

桐谷広人(きりたに・ひろと) 70歳。元プロ棋士(七段)。1984年の失恋を機に株式投資を始める。現在900以上の優待銘柄を持ち、その優待品で日々の生活をほぼ賄っている。癒やされる人柄も人気の理由

ニチリン(東2・5184)も株価が下がり利回りが高くなりました。人気のQUOカード優待の上、配当利回りが高いのが魅力です。

QUOカード優待の岡部(東1・5959)。私は10年以上前に400円台で買いました。この間に受け取った配当と優待で、投資した金額はほぼ回収。株価が安く利回りがいい優待銘柄を、じっと保有するとお得、ということが分かる銘柄です。

最後にラックランド(東1・9612)。9月に優待改良を発表。電子商取引(EC)サイトで使えるクーポン券を5枚(株主5人分)までまとめて使えるようにしました。ECサイトで商品を買おうとすると、以前のようにクーポン券1枚ではいくらか追加でお金を払う必要がありました。でも券をまとめて使えば追加の支払いなしでOKに。優待改良を重ねる企業は株主の期待を裏切らないだろうと思い入れました。

意外な結末の初優待

私の初めての優待投資はにっかつ(現・日活)でした。30年ほど前に15万~20万円程度の投資金額で買ったと思います。その頃、入手できる情報は『日経会社情報』や『会社四季報』の巻末にある優待情報のみ。これを見て「にっかつに投資すれば映画が見られる」と思って買いました。

ところが優待券が届いてみると、使えるのは直営館だけ。電車ですぐに行けるような場所には1軒もなかったんです。わざわざ高い電車賃を使ってまで行っても……とがっかりしました。

結局、買値と同じくらいの価格で売却しましたが、その後、にっかつは倒産。もし優待が使えていたら、そのまま持ち続けて、株券が紙切れになっていただろうなあ、と後々に思った初の優待投資でした。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
注目記事
次のページ
11月の権利確定銘柄
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし