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CD売るだけじゃダメ レコード会社のライブ施設続々

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NIKKEI STYLE

「CDを売っているだけではダメ」。今やこのフレーズは、日本のレコード会社共通のスローガンと言ってもいいだろう。各社は競うようにアーティストマネジメント、アニメ事業など、音源以外にビジネスを展開している。そんな中、最近最も目立つのは自前のライブ施設を創設し、運営する動きだ。

9月20日にJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントが、東京・渋谷にライブハウス「Veats Shibuya(ビーツ・シブヤ)」をオープンした。11月1日にはポニーキャニオンが東京・池袋にライブ劇場「harevutai(ハレブタイ)」を開業した。

渋谷や池袋に相次ぎオープン

「Veats Shibuya」は、渋谷のセンター街にある最大700人収容のライブハウスだ。最新の音響機材に加え配信設備も充実。内装も明るく開放的で、「暗い」「汚い」といった従来のライブハウスのイメージを払拭している。

レコード会社のライブハウス運営について、ビクターの江島武志Veats運営室長は、ライブハウスは音源以外の収益源というだけではないと説明する。「未来のアーティストに、ビクターにはレーベルやマネジメント、ライブ制作の部署だけでなくライブハウスまであるとプレゼンできる強みになる」という。

音響の肝となるスピーカーは、音楽フェスでも使われるアダムソンを導入。音響や照明を調整するミキサー卓は世界基準に対応したアビッド社製で、照明もフルLEDの全自動型だ。「10年後のスタンダードになるような機材で、海外トップアーティストが来ても満足してもらえる」と江島氏。

配信用のスペースも確保した。角度を変えられる3台の定点カメラや配信専用のネット回線もあるため、パソコン1台あれば、ライブビューイングの配信も可能だという。

また、フロアの床を木目調にしたり、奥行きと高さのある開放的なステージにしたりすることで明るい雰囲気を演出した。渋谷という場所柄もあり、ファッションショーや企業のプレゼンを行いたいという声もあるという。

一方、ポニーキャニオンの「harevutai」は最大収容人数500人で、東京・池袋の旧豊島区役所跡にできる複合施設「Hareza池袋」内にオープンする。未来型劇場と銘打っており、従来のアーティストのライブだけでなく、VTuberなどのCGライブも開催できるのが大きな特徴だ。

ポニーキャニオンの佐藤正朗harevutaiプロジェクトリーダーは、「アニメやサブカル人気の高い池袋エリアとの親和性、そして、盛り上がりを見せるVTuberのことを踏まえると、バーチャルなキャラクターのライブも行える施設にするのは必然だった」と明かす。

内装は明るく、配信設備充実

最新鋭の音響機材はもちろん、舞台上に3枚のハイスペックなスクリーンが並ぶのが特徴だ。そのうち1枚は、一般的なライブ施設ではまず目にすることのない、「透過型スクリーン」を導入。そこに映像を投射することで、あたかもキャラクターが実在しているかのように見せることができる。

それにあわせて、配信設備にも力を入れる。4K対応のカメラなどを設置するだけでなく、「配信観覧者ならではのライブの楽しみ方をしてもらえるよう、新しい投げ銭スタイルで演者にプレゼントを贈れるようなシステムも完備する予定だ」と佐藤氏。

ポニーキャニオンには映像セクションとアニメセクションもあるため、今回の施設は、同社の強みを発揮できる場所にもなる。佐藤氏は「ここに行けば会うことができるアニメキャラクターやVTuberといった、新たなコンテンツ開発の場にできればと思っている」と続ける。

ライブ施設は、各レコード会社がノウハウや強みをぶつけることで相乗効果を生み出しやすいため、各社が力を注ぐ分野となっていきそうだ。

(日経エンタテインメント!11月号より再構成 文・中桐 基善)

[日本経済新聞夕刊2019年11月2日付]

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