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フレンチなのに多国籍、担々麺も人気 東京・白金台

2019/11/11
子羊を塩コショウのみのシンプルな味付けでこんがり焼いた「仔羊の炭火焼とフムス」
子羊を塩コショウのみのシンプルな味付けでこんがり焼いた「仔羊の炭火焼とフムス」

「ミシュランガイド東京 2014」から6年連続でビブグルマンとして掲載された「Bistro Rojiura(ビストロ ロジウラ)」と、行列が絶えない人気店「PATH(パス)」。2つの人気ビストロを成功に導いたオーナーシェフの原太一さんがジャンルレスな多国籍料理のレストラン「LIKE(ライク)」を2019年3月に白金台にオープンした。これまでの店とは違う異色の楽しさが詰まっている。

Summary
1.人気ビストロオーナーシェフの新たな境地
2.緑と音楽があふれる空間で楽しむ、フレンチベースの多国籍料理
3.自然派ワインや、恵比寿の名店監修のオリジナルカクテルを満喫

プラチナ通りでもひときわ目立つ、テラスから緑があふれるユニークなビル。1階にファッションやボタニカルなどを扱う複合型ショップ「BIOTOP(ビオトープ)」が入り、その3階に「LIKE」はある。

立地は都営地下鉄三田線白金台駅から徒歩10分、JR山手線恵比寿駅でも徒歩13分のところ。決してアクセスが良いとは言えないが、それがむしろ「知る人ぞ知る」特別感を作りあげている。

入り口へと続くらせん階段には自然光が差し込み、グリーンがそこかしこに飾られている。一段ずつ登って行けば、非日常的な雰囲気にワクワクしてくるはず。

奥へと広がる店内は、木目を基調とし、天井まで届く大きなガラス窓越しにテラスの豊かな木々が見え、開放感に満ちあふれている。都会のど真ん中とは思えない、まるで避暑地にあるレストランのようだ。

大きなガラス窓越しにテラスの木々が見える開放的な店内

一目見て、この空間が気に入ったという原さん。これまでの店では実現できなかった長年の夢を次々と盛り込んだ。

「時間を問わずカクテルを飲みながら、音楽を聞いて自由に過ごす。そんな風景にずっとあこがれていました」(原さん)

ライブハウス顔負けの機材をセッテイングした店内ステージ、世界各地の洋酒が並んだバーカウンター。できあがったのは、遊び心いっぱいの大人の自由空間だ。

カフェカルチャーにひかれて、飲食の道に進もうと決めた原さん。やるからにはきちんとした料理を出したいと思い、フレンチの修業をスタート。地道に腕をみがき、世界的に有名なレストラン「キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ」で活躍するまでとなる。

その後独立して、渋谷に「Bistro Rojiura」、代々木八幡に「PATH」と、東京でも指折りの人気ビストロを手かけてきた。そして自身3店舗目として「LIKE」をオープン。これまでフレンチをメインにしてきたが、同店で披露するのは、ジャンルを超えた多国籍料理だ。

「もともと中国料理やエスニック料理が好きだったんです。そういった料理を本格的に学んだことはないのですが、フレンチ料理人という自分のフィルターを通して料理を作ってみれば面白いんじゃないかと考えました」と原さんは語る。

店名の「LIKE」は「何々のような」という英語に由来。「中国料理のような」、あるいは「エスニックのような」料理にフレンチのエッセンスを盛り込み、シェフの感性を生かして自在に作り上げる。つまり、どこにもないユニークな一皿に出合えるのだ。

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