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あなたならポン酢はどっち? 黄色かしょうゆ入りの黒

「鶏のさっぱり煮」はミツカンの社員の間で大人気

さて、しょうゆの入っていないポン酢の売り上げをかなりの差をつけて抜き去っているしょうゆポン酢、実は調味料の世界でも「大出世」を遂げている。

ミツカンが2013年1月に行った「家庭における食材在庫率調査」によると、以下の基本調味料が家庭内にあると答えた人の割合は砂糖99.1パーセント、塩99.6パーセント、酢89.8パーセント、しょうゆ99.6パーセント、みそ99.2パーセントであった。それに対して、しょうゆポン酢の在庫率は90.7パーセント。

上に挙げた基本調味料、いわゆる「さしすせそ」の「す(酢)」の在庫率をポン酢はわずかながら超えている。つまり、「家に酢はないけれど、しょうゆポン酢ならある」という家庭もあることになる。

基本調味料と並ぶ存在になったのにはミツカンが季節ごとにメニュー提案をしてきたことも大きいだろう。鍋のつけだれとしてだけでなく、ギョーザやカツオのたたき、焼き魚など「つけて食べる」「かけて食べる」などを提案してきた。野菜炒めの調味料になど「加熱調理」の使用も訴求している。

そのため、売り上げの春夏と秋冬の季節差もなくなってきているという。夏場にサラダのドレッシング替わりに使うなど、春夏(3~8月)の売り上げが伸びており、13年のデータによると、秋冬の売り上げは春夏の1.3倍程度とのこと。鍋のシーズンになると売れるというよりも、今や年間を通じて使われる調味料になった。

しょうゆポン酢の意外な使い方について高市さんに聞いてみた。

「社員は何にでも『味ぽん』を使いますが、最近のヒットレシピは煮物。『味ぽん』と水を1対1で割って煮込んだ『鶏のさっぱり煮』などがおいしいです。そのほか、パスタの味付けや冷たいうどんに使ったりします。これからの季節は、『味ぽん』にチーズを混ぜたつけだれで鍋を食べるのもお勧めです。個人的には、ゆで卵の味ぽん漬けを冷蔵庫に常備しております」

ゆで卵はめんつゆに漬けてもピクルス液に漬けてもおいしい。しょうゆポン酢に漬けておいしくないわけがない。考えてみれば、しょうゆポン酢には甘味・酸味・塩味が入っているので、基本調味料の「みそ」以外の味がすべて備わっている。万能調味料として使えるのも納得である。鍋のつけだれだけではないオリジナルな使い方、あなたも考えてみては?

(ライター 柏木珠希)


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