著名人のフェイスブック 1位は香川真司、世界に発信
タレント「SNSパワー」ランキング 2019
日本でのフェイスブックの月間アクティブユーザー数(2019年6月時点)は約2600万人。全世界では23億8000万人で、ダントツの利用者数を誇る。タレント・著名人のフェイスブックの利用状況を調べると、世界を舞台に活躍する人物、また世界への発信を意識した投稿が多い。
まず目立つのが、アスリートだ。フォロワー数ランキングでは、現在スペインのサッカーチーム「レアル・サラゴサ」に所属する香川真司が約283万人で1位。11位はプロテニスプレーヤーの錦織圭、21位にはアメリカのプロレス団体「WWE」で活躍する中邑真輔が入った。3名はいずれも、英語での投稿がメイン。さらにコメント欄には英語だけでなく、様々な国の言葉が並んでいる。中邑は、「いいね」や「コメント」など1投稿に対する「平均リアクション数」ランキングでは1位。特に2月26日の試合をまとめた動画が、合計19万近いリアクションを集めた。リアクションランキング2位は、元卓球選手の福原愛。現在、台湾に暮らす彼女は、日々の様子を中国語で投稿を行い、中国語圏のファンから多くの反響を集めている。
世界のファンに向けて発信
音楽系アーティストの利用も活発だ。フォロワー数ランキングでは、3位のYoshiki、5位のONE OK ROCK、6位のBABYMETAL、9位のAKB48、そして10位のL'Arc~en~Cielらが並ぶ。AKB48を除く4組は、世界各国でライブを積極的に開催。いずれも英語での投稿を積極的に行い、さらに7月にフランスで開催されたジャパンエキスポに出演したYoshikiは、6月末にその告知をフランス語で投稿するなど、文字通り、世界中のファンとの交流の場となっているようだ。このほか、台湾などでライブを行う14位のLiSAは中国語でも投稿を行っている。
1投稿に対する平均リアクション数ランキングで注目は、14位の小田和正、15位の森高千里というベテラン勢の健闘だ。総務省発表の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、フェイスブックの利用者は30代・40代が半分以上を占めるという。自身のファン層にあったSNSをうまく活用しているようだ。
(日経エンタテインメント!編集 羽田健治)
[日経エンタテインメント! 2019年10月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。