教育費でたまらない高収入夫婦 支出減に導いた軸とは家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=123RF
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「収入は高い方だと思うのですが、お金がたまらなくて」と相談に来たのは、共働きで主婦のKさん(47)。夫婦の手取り収入は毎月60万円を超え、余剰金も9万円弱出ているのに、現金がたまっていかないそうです。

家族は、会社員の夫(52)とインターナショナルスクールに通う小学2年生の息子の3人。「遅くにできた子なので、つい甘やかしてしまうし、教育も懸命にしなくてはいけないと考えている」ということで、学費が高いことは譲れないと夫婦ともに考えているそうです。生活自体もぜいたくをしているつもりはなく、必要なところにお金を支払っているだけで、お金が残らないということを悩んでいます。

毎月残る9万円弱の余剰金は、一旦はためるものの、必要な物への支払いの時期になると使ってしまいます。夫婦合わせて、年間の手取りで300万円ほどになるボーナスも、その必要なものへの支出で消えてしまう状況です。そのためKさん夫婦の貯蓄といえる金額は約180万円。老後資金や教育費をためていかなければいけない時期に、この貯蓄額では心もとないものです。収入があるのだから、やる気になればためていけるだろう、そう思いつつ、Kさんにお金の使い方を聞いていきました。

譲れない教育方針、削減は外食などの見直しで対応

毎月の家計は全体的に支出が多めな印象ですが、収入から見ると、この程度のゆるみはあってよいでしょう。お子さんの教育費が高額で目につきますが、諸費用含め年間200万円弱かかるインターナショナルスクールの費用を年2回払いで支払うため、毎月の収入から積み立てているとのこと。ここは教育の方針が変わらない限り減らすことはできないでしょうから、それ以外に重点を置いて検討します。

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