日本&ルーマニア 靴好きが注目する「東」の職人技2019本格靴の研究(4)

MEN’S EX

2019/12/4
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本格靴の有名どころは西洋に集中しているが、靴好きたちは今、“東”にこそ注目している。古き良き手製靴の文化が残る東欧と新世代職人の台頭に沸く日本。その美技をつまびらかにしよう。

■Floriwonne/フローリウォネ

手染め技で頭角を現す日本職人

日本屈指のカラリスト(革に手で染色を施す職人)として活躍していた藤澤宣彰氏によるブランド、フローリウォネ。その大きな特徴は、靴を購入後、無染色の状態から一足一足色入れを行なっていくところにある。15色の染料と4種類のトーン(ムラ具合)の掛け合わせにより、実に60色ものバリエーションから選択できるのだ。さらに、好みでメダリオンを施すことも可能。既製靴でも幅広いカスタマイズが可能な、新感覚の靴として今後注目を集めそうだ。 各8万5000円(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店)

1. 小ぶりなヒールもエレガンスの源に

ヒールカップは小さめで、踵の積み上げは下に向かって細くなったピッチトヒールに。スマートな後ろ姿も洗練された印象を生む。

2. 個性的デザインも多彩

ギリータイプやストラップシューズなど個性的デザインもラインナップ。ちなみに注文時にはメダリオンだけでなくイニシャルを入れることも可能だ。 右から2番目のみ8万2000円、その他8万5000円(ワールド フットウェア ギャラリー神宮前本店)

3. 職人・藤澤氏が一足ずつ手染め

左が無染色の靴。購入時、色合いの好みを伝えたうえ、藤澤氏が手作業で色を入れてくれる。上の写真のように、同じ茶でも様々な表情を演出できる。購入後に染めを行うため、約2週間(ホールカットは約1週間)の納期が必要。