プレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵

プレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵
シャツはダブルカフスにシルバーのカフリンクスをあしらえばさらにすてきです=撮影協力/阪急メンズ大阪

しかし、まずはダーク系のスーツと黒い靴を身に着けていき、仕事でしていたネクタイをパーティー前にチェンジしたり、ポケットチーフを変えたりするだけでも、雰囲気は十分変わります。例えばネクタイは少しツヤのある小紋などに変え、ポケットチーフはシルクをふわっと「パフト」にする。これだけでもわかる人はわかるような雰囲気チェンジになります。

「スマートカジュアル」は、よく知っている方も多いでしょう。一言でいうと「きれい目カジュアル」です。ただし、夜という時間帯、パーティーというシチュエーションを考えると色合いはシックな方がおすすめです。

これはやめたほうがいい、格下げアイテム

パーティーでの服装も、ドレスコード指定がない場合や、「ビジネスアタイア」など仕事帰りの服装で大丈夫な場合はそう構える必要はありません。しかし、わざわざパーティーには似つかわしくないアイテムを身に着けてくる人を見るとどうしても残念に思えます。それだけでその人の格を下げてしまい、イメージもスマートの反対側に行ってしまうからです。

これは、女性同士での会話でも時々出てくるのですが、「なぜ、よりによってそれを身に着けてくるかな」と心の中でツッコミを入れたくなるアイテムをパーティーなどに身に着けてくる人は割と多いようです。そんな「残念アイテム」にはぜひ注意をしていただきたいです。女性たちの意見から拾った、その残念アイテムの例は以下のようなものです。

【けば立ち気味のウールのネクタイ】
暖かそうだけど、もっさりしていてパーティー会場の雰囲気に合わない。

【スクエアエンドのネクタイ】
カジュアル中のカジュアルな形なので、ちゃんとした場所に似つかわしくない。

【チェック柄のネクタイ】
パーティーなどで身につけるには子供っぽい&カジュアルすぎる(20代くらいの若者ならまだしも、キャリアのあるビジネスパーソンはちょっと…)。

【ダークスーツに明るい茶靴】
何年か前に流行った組み合わせらしいけど、明るい茶靴はパーティー会場には不向き(足元だけ変に明るいので、悪目立ちする上に脚が短く見えるというマイナスも)。

【ニットベストを中に着こむ】
3ピースのベストならわかるが、ニットベストはいかにも「防寒」という雰囲気でパーティー会場ではセンスが無く見える。

【ヌバックやスエードの靴】
やはりカジュアルな素材だし、もっさりしていてパーティー会場の雰囲気に合わない。

これらの特徴を見てみると「もっさり感がある」「あまりにカジュアル」「パーティー会場の雰囲気に合わない」という点が目立ちます。しかも、どのアイテムも、直前に変えたりすることが十分に可能なアイテムです。ちょっと朝出てくるときに注意したり、直前に変えたりするだけでぐっとすてきになれるのに、というところが「なぜ、よりによってそれを身に着けてくるかな」というつぶやきになってしまうのでしょうね。

いかがでしょうか。これからウォームビズに向かう季節。ほとんどのパーティーが仕事の延長線にある装いで大丈夫であっても、ほんの少しの意識や工夫の差で、その人のスマートさや礼儀正しいイメージというのは変わります。ひいては見えない周囲からの評価や人との出会い方も変わります。できるビジネスパーソンは、そんな意識や工夫を忘れず、どこでもちょっと光る人であると思うのです。

丸山ゆ利絵
 ホテル西洋銀座やアークヒルズクラブなどを経て2010年、経営者などに「ふさわしい存在感」の演出方法を助言するコンサルティング会社、アテインメンツ(大阪市)を設立、代表に就任。15年、ビジネスマンに正しいスーツの着方を指南する「スーツ塾」を開講。 著書に「『一流の存在感』がある人の振る舞いのルール」(日本実業出版社)など。

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