2019/11/1

ビリギャルもう1回勉強するよ

――それはすごくいい少子高齢化対策にもなりそう! 私、赤ちゃんが犬と大きくなって本当の兄弟みたいに仲良くしてる動画とか見るの好きなんですけど、それを今思い出しました。さらに、言語コミュニケーションやより正確な記録や様々な機能がついている感じですね。

「友達なんだけど助言もしてくれる。もちろん、一生のことをすべて、いつも横にいて音声も画像も全部記録しているから、『10歳のあのとき、どうしたんだっけ?』などと聞けば、すぐに上映してくれる。これこそ、僕が小さい頃に読んでいた鉄腕アトムです」

――それって……、いつごろ実現するんでしょうか。私それ、自分が生きている間に体験できるのだろうか。

「こういうロボットが急に登場するというより、ちょっとずつ段階的に生活に入ってくるだろうと思います。ただ、人間型にするのは難しいんです。戸を開けたり椅子に座ったりできるロボットを作るのは本当に難しい。だから、まずはAIスピーカーや掃除ロボットが人間のように動き始めるというイメージですかね」

――私がおばあちゃんになるころ、どうなっているんだろう。ちょっと怖い気持ちもまだあるけど、先生と話してたら楽しみになってきた!

「正直いってわからない。何が来るんだろう? もう地球に人類が住んでいるかどうかすら、わからないです。人間の代わりにロボットが宇宙を探索して、人間が住める場所を見つけて連れて行ってくれるかもしれない。50~60年でけっこう変わると思いますよ。僕は今、60歳なんだけど、2050年までなんとか生きて、どこまで進むか見届けたいなと思っています」

――そんな時代になったら、仕事は残ってるかな?

「仕事に対する考え方も変わるかもしれないですよ。そもそも仕事したいですか、という問いが出てくる。仕事は生きがいでもあるが、多くの人は食べるために働くわけです。でも、仕事しなくても食べていけるなら、働かなくてもいいかなという話になるかもしれない」

「たぶん遠くない将来、手始めとして週休3日の時代が来ると思います。僕は水曜日がいいなって思ってる。2日働くと水曜日がおやすみで、あと2日働くと週末です。金曜日案をとなえている人もいます。3連休だと旅行にいけるよねって」

――私は金曜日派だな! 連休大好き!

「何曜日に休むかはともかく、仕事の一部をAIがやってくれるようになったら、週休3日も現実的なんです。今やっている仕事のうち2割をAIに任せれば週に1日休める。その時間を副業とか、趣味、ボランティアに使えますよね」

「仕事を無理にしなくてもいいんじゃないかという時代は、大げさだけど人類にとって画期的なことだと思うんです。これまでの長い歴史で人類はずっと食べるのに困っていたから、ずっと働いていた。江戸時代の日本人は土曜も日曜も関係なく、ほとんどの人が農作業をしていたけど、それでも餓死者が出ていた。今は生産性が上がって週休2日になりました。このままAIがいろんな仕事をになう時代が来ると。もしかしたらほとんど仕事をしなくても食べていける時代が来る。そのとき、我々は何をするのか」