藤田ニコル SNSでは自分の素が出る編集にこだわる

SNSのフォロワー数で日本でトップクラスの人気者となっている藤田ニコル。彼女が初めてSNSを始めたのは2014年4月、16歳の時。ツイッターのアカウントを開設したのが最初だった。以来、インスタグラムなどの新しいSNSが登場するたび、積極的に取り組んできた。19年8月13日にはツイッターのフォロワー数が250万人を突破。インスタグラムはそれを上回る280万人となっている。彼女にとってSNSはどんな存在なのだろうか。

1998年2月20日生まれ、ニュージーランド出身。2009年に雑誌『nicola』のモデルとして芸能界デビュー。その後『Popteen』を経て、現在は『ViVi』の専属モデルとして活躍。18年からは、オリジナルのアパレルブランド「NiCORON(ニコロン)」のプロデュースも手掛けている

「最初は弱音や本音を吐き出すところとしてスタートしました。だけど今はフォロワー数も増え、ある程度は考えて投稿しないといけなくなったので、昔と比べると居心地の悪い存在かもしれないです(笑)。ただ今の時代、発信できるものは全部使ってやろうという気持ちでやってます。

ツイッターは、日常的な内容を発信していますね。あとイベントの告知もここ。見てくれたファンの子たちがリツイート機能を使って拡散してくれるので。インスタよりも気取らない、リアルなのがツイッターです。ファンとの距離が近いのもこっちかな。

インスタグラムは、“振り返りやすい日記”みたいな使い方をしているかも。なんかアルバムみたいな存在というか、自分の変化が分かりやすいなと思います。ただ、インスタグラムでも、ストーリーズは24時間で消えちゃうので、ツイッターよりもリアルな投稿をする時も。落ち込んでいる時には、病んだ感じの投稿とか(笑)」

新しいSNSにも挑戦。TikTok41万人、YouTube53万人と、わずかな期間で多くのフォロワー数をつけている。

「YouTubeは、インスタの動画の尺では足りないなと思って始めました。自分のやりたいことを表現しやすいんですよね。上げているのはメイク動画が中心で、とことん自分が納得するまで続ける。作品を作るみたいな気持ちで取り組んでいます。撮影から編集まで全部自分で行っていて、カメラはキヤノンのKissシリーズの一眼レフ、編集ソフトにはファイナルカットプロを使っています。芸能人がやっているけど、手作り感を出したいので、自分の素が出る編集にこだわりたいなと思っていて。かわいい表情とかは自分が1番分かっているから、人に任せたくない(笑)」

苦手なことはやらない

「TikTokに関しては、単純にはやっているから始めたんですが、ファンの方が喜んでくれるんですよね。ブームになった『ボトルキャップチャレンジ』にも挑戦しました。ただやらないことも決めていて。それは踊ること。苦手なことはしません!(笑)

SNSを使ったからファンとの距離が変わったということはありません。ただそのお陰でいまだにファンでいてくれるのかなと思います。今後やってみたいのは、『SNSアシスタント』。ファンの子1人に私の現場に来てもらって、私のスマホで1日中現場の写真を撮ってほしい。そのときは、やる気のある子をSNSを使って厳選したいなと考えています」

(ライター 中桐基善)

[日経エンタテインメント! 2019年10月号の記事を再構成]

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