名称変更も考えた 東京モーターショー大変革の舞台裏

長田 考えました。「モビリティショー」も案にはありました。ただ、結論としてまずはこの名前でいけるところまでいこうと。次回はわかりません。

ディスカッションのネタにしてほしい

小沢 今回の入場者数は目標100万人。相当高いと思うんですが、それは無料エリアも含む?

長田 いえ、有料チケットだけのカウントでいきます。

小沢 それはよりまたハードルが高いような。

長田 コンテンツもそうですが、僕らもメーカーの方々も、未来のモビリティショーなのでぜひ見に来てほしい、一緒に学びディスカッションのネタにしましょうと、関係している多方面のステークホルダーのみなさんにお願いしてます。

小沢 なんでもありとおっしゃってましたが、それでもガンダムに日向坂にドローンとなると、自動車イベントからちょっと外れすぎて無理やりな気もするんですが。

未来の日本をイメージした「FUTURE EXPO」にはガンダムの映像や大型フィギュアも
バーチャルナビゲーターをVTuberのキズナアイが務め、スマホで東京モーターショーの見どころを解説する
東京ビッグサイト西展示棟屋上展示場で開催されているグルメキングダム

長田 最初はみなさん冷たかったですよ(笑)。こんなことやってなにになるんだ、って。ただ、これは自工会の会議で何度も言いましたが、結局自動車コンテンツだけにこだわるのは、サムライのような発想ではないかと。非常に様式美的で内向き。その結果が前回ショーの入場者数77万人という結果だと僕は思っています。

小沢 自分で自らを縛るような発想ではないかと。

長田 これはまさに自工会会長の豊田のコメントなのですが、入場者数100万人で、もう一回みなさんに「自動車」というものを認知していただけなければ、我々はもうジリ貧になっていくだけですから。いろいろなことをかけ算して、「やっぱり自動車って楽しいよね」って思っていただきたい。特にお子さまたちの世代に。

小沢 これもまた自動車業界100年に1度の大変革のモーターショーなのだと。

長田 そうです。そしてみなさまに触って一緒に考えて楽しんでもらう。それが僕らにとっては一番大切な事だと思っています。

長田准氏(右) 日本自動車工業会モーターショー特別委員会委員長。トヨタ自動車国内販売事業本部副本部長
小沢コージ
自動車からスクーターから時計まで斬るバラエティー自動車ジャーナリスト。連載は日経トレンディネット「ビューティフルカー」のほか、「ベストカー」「時計Begin」「MonoMax」「夕刊フジ」「週刊プレイボーイ」、不定期で「carview!」「VividCar」などに寄稿。著書に「クルマ界のすごい12人」(新潮新書)「車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本」(宝島社)など。愛車はロールス・ロイス・コーニッシュクーペ、シティ・カブリオレなど。
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