Men's Fashion

脱・単調カジュアル きれい色インナーやチーフで洗練

How to

色を楽しむ秋冬の装い 鴨志田康人さんに学ぶ(下)

2019.10.31

「ビジネスマンはもっと、中間色やきれいな色、明るいトーンにトライしてほしい」――。ファッションディレクター、鴨志田康人さん(オフィスカモシタ代表)に色選びのコツを教えてもらう連載の前回はビジネスシーンの茶系コーディネートを取り上げた。今回は中間色を使った、大人のカジュアルに挑戦する。ネイビージャケットはインナーを工夫していつもの着こなしから脱皮。おしゃれの仕上げにはチーフの色使いもポイントになる。最近店頭でも見かけることが多い、コーデュロイのセットアップにも注目した。




カジュアルなスタイルにも仕上げにチーフを

多くの日本人はオフでも黒、紺、グレーに偏りがちだ。「オフでもトーンを明るくすることにトライしてほしいです」と鴨志田さん。ディレクターを務めるポール・スチュアートでカジュアルでもきちんとみえるジャケット&パンツの色合わせを提案してもらう。選び出したジャケットは、グレーのグレンチェック、ベージュのウインドーペン(大きめの格子柄)、ハンドトゥース(千鳥格子)、ネイビーブレザー、コーデュロイのセットアップだ。

グレンチェックのジャケットにはカーキのハイネックニットを合わせた(左)。ハンドトゥースのジャケットは白のボタンダウンでクリーンに着こなす

グレンチェックのジャケットに合わせたのは、カーキのハイネックニットだ。ボトムはジャケットの生地にも入っている茶系を拾い、それに近いウールのパンツにした。インナーはブルーグレーのニットも相性がいい。