「ディフェンシブ投信」に人気集中 景気懸念根強くQUICK資産運用研究所 清家武

ただし世界の金融市場をみると先進国の長期国債のほぼ3分の1がマイナス金利に陥るのは異常な状態であり、債券バブルという見方もある。景気が再び拡大局面に入り、主要国の金融緩和政策が早期に終了する可能性は低いとみられるが、債券投資にもリスクは付き物だ。

投信にどれくらいの価格変動リスクがあるのかは金融機関のホームページに掲載されている標準偏差で、ある程度把握できる。例えば3つの投信の標準偏差はグロインとグロ3が約10%、円奏会が約2.5%だ。標準偏差が2.5%というのは平均リターンが0の場合、年間リターンが2.5%の上昇から2.5%の下落の間に収まる確率が約68%であることを示す。さらにいうと、年間リターンが5%の上昇から5%の下落の間に収まる確率は約95%であることを示す。理論的に年間で5%以上値下がりする確率はかなり小さいといえる。

どの投信が将来どのくらいのリターンをあげるかを知ることは困難だ。標準偏差などの指標で定量的なリスクを把握し、自分がどれくらいまでの下落なら耐えられるかを慎重に考えた上で投資判断をすることが重要だ。

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