AKB48新センターの矢作萌夏 未来だけ見て頑張る

日経エンタテインメント!

AKB48が56thシングル『サステナブル』を9月18日にリリースした。4月に向井地美音が3代目総監督となりスタートした「AKB48・第3章」。その幕開けを飾るシングルで初センターを務めるのは、2018年12月に正規メンバーに昇格、前作で初選抜入りしたばかりの17歳、矢作萌夏(やはぎもえか)だ。

2002年7月5日生まれ。埼玉県出身。まだAKB48の在籍は約1年半。「すち」が口グセの現役高校生メンバー。インドネシア・バリ島で撮影した初のソロ写真集『自分図鑑』を8月に発売した(写真:藤本和史)

「『サステナブル』は最初にメロディーを聴いて、王道のアイドルソングだなと思いました。最近のAKB48のシングルでは久しぶりな感じだったので、また選抜に入ることができてうれしいです。

ミュージックビデオの撮影へ選抜として参加できることになって喜んでいたら、直前に“センター”と伝えられたんです。驚いたけど、そのままびゅんびゅんと撮影が進んでいったので、まずはかわいく映るために緊張しないことを意識しました(笑)。舞台は北海道のすごく広いお花畑です。今までのAKB48のシングルを振り返るシーンがたくさんあって。私は自転車をこいだり、『会いたかった』の前田(敦子・12年卒業)さんを意識したシチュエーションだったので、これはますますプレッシャーだなって。

レコーディングでは、最初の『海の季節は終わってしまった』というパートで私と(岡田)奈々さんとゆいゆい(小栗有以)の3人だけのハモリがあって。入り方が難しくて、しっかり音程をとらないといけないんですけど、私の声や、ちょっと自信のある歌唱力を知ってもらうチャンスだと思いました。

(作曲を手掛けた井上)ヨシマサさんが、レコーディングのときに『今回はきれいに歌うだけでなく、個性を出したほうがいい』とアドバイスをくださって、ビブラートを効かせたり、しゃくりを入れたり、語尾にクセを出してみたりと何度も録音し直しました。だから、冒頭のパートから注目してもらえるとうれしいです」

憧れのセンターは指原さんと白間さん

AKB48のシングル表題曲で初センターが誕生するのは、18年5月の『Teacher Teacher』で抜てきされた小栗以来、4作ぶり。長くグループを応援するファンからは、矢作に対して卒業した歴代センターを超える存在感を期待する声も大きい。

「憧れのセンターは指原(莉乃・元HKT48)さんと(NMB48の)白間(美瑠)さん。テレビに出ていて、(カメラに)抜かれるどの瞬間も絶対にかわいいからです。

『サステナブル』 表題曲は原点回帰色が強い、爽やかなメロディーラインが特徴のポップソング。作曲は『Everyday、カチューシャ』『真夏のSounds good!』などを手掛けた井上ヨシマサ。(キング/TypeA~C・DVD付き各1524円、劇場盤・952円・いずれも税別)

『サステナブル』で一番好きな歌詞は『自分たちを客観的に/振り返っちゃダメなんだ』というところ。もちろん先輩たちは偉大ですが、私は今のAKB48が一番好きだし、未来だけを見て頑張りたいという気持ちが強いかな。

7月の『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)で初めて『サステナブル』を生放送でパフォーマンスしました。やっぱり緊張してしまって。奈々さんがゆいりーさん(村山彩希)に気合を入れてもらっていたので、私もゆいりーさんに背中をバチンとしてもらって、落ち着けました。

選抜では(HKT48の田中)美久さんと仲が良くて、私が後ろを向いているところでは、手をにぎにぎしていました。楽屋でも『このラメかわいいね』とかJKトークをしています。奈々さんとはいつも真剣モードなんですけど、すごく頼れる先輩で、FNSの前日もすごい長文で、『いつもの萌ちゃんで大丈夫』と励ましのメッセージを送ってくれました。

今回のセンターでは、まず自分の顔と名前を多くの方に知ってもらうきっかけにしたいです。それから『第2回すちコン『(矢作のソロコンサート、第1回は19年1月にTOKYO DOME CITY HALLで実施)を開催したい。前回より大きな会場で、もっとお客さんの近くに行ける演出がいいなって。それで前回は見に来られなかったお姉ちゃん(矢作有紀奈・元SKE48)が、応援に来てくれたら最高です」

(日経エンタテインメント!編集 伊藤哲郎)

[日経エンタテインメント! 2019年10月号の記事を再構成]

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