ナチュラル、ネイビー、カーキといった定番カラー。統一感のあるデザインと落ち着いた色調でファンを増やしているのが、フランス発キャンバスバッグの「リュニフォーム」だ。航空関係の会社に勤めていたフランス人女性、ジャンヌ・シニョルさんが、バカンスに出かけるときに持つ気に入った鞄がないと2014年、自らブランドを立ち上げた。素朴な風合いのキャンバス地は丈夫で軽く、雨にも強い。仕事、旅行、ショッピングと用途別にデザインされ実用性を重視している。自分好みの色の組み合わせを選ぶこともでき、ギフト人気も高い。
リュニフォームはシニョルさんの故郷であるフランス・カルカッソンヌのブランド。パリに店を持ち、同店を訪れたクリエーター、藤原ヒロシさんが紹介したのをきっかけに、日本でも注目が集まった。19年4月には東京・丸の内に日本初の路面店を開設した。
かばんのメーンとなる素材は防水加工を施したキャンバス地。本体の色はナチュラル(ベージュ)、赤、黒、ネイビー、カーキ、黄の6色で、同キャンバス地や皮革を使った持ち手やパイピング(縁取り)がアクセントとなっている。人気の商品は道具を入れるポケットがたくさんついたツールバッグ(税別7万5000円)や、ランチボックスに使う人も多いという、保冷機能がついた小型のクーラーバッグ(同2万9000円)、スモールトートバッグ(同7万7000円)など。容量別の旅行鞄やメガネケース、化粧バッグなどさまざまな目的に対応した商品70型以上を展開する。
特徴的なのは本体と持ち手やパイピングの色を好きに組み合わせられること。フランスに発注し2週間ほどで届くという。また、その場でアルファベットなどを入れることもできる。こちらは3文字ならば無料、4文字からは有料となる。
丸の内の路面店は人気デザイナー片山正通氏によるデザインで、壁面に飾られたバッグの配置が印象的。中央にはスタンプマシンを置いてカスタマイズに対応、お客がくつろげるカフェカウンターも設けた。