行楽の秋に寄り道したい SA&PAのお土産スイーツ
連載 高速道路グルメ「秋のスイーツ」編
涼しさが心地よい秋の行楽シーズン。クルマでの長距離移動に欠かせない高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)では、地元産の食材を使った秋のスイーツも充実している。そこで今回は、東京近郊の高速道路で手に入る注目のお土産スイーツをピックアップした。まずは持ち帰りに便利な、東京へ向かう「上り」のSA・PAから紹介しよう。※記事中の価格はいずれも2019年10月現在の税込価格
友部SA「さつまろん」
茨城県笠間市にある常磐自動車道・友部SA(上り)のショッピングコーナー「おみやげの蔵」では、茨城県産のさつまいもと栗を使った焼き菓子「さつまろん」を購入できる。
北関東自動車道と接続する友部ジャンクションのすぐ南側にある友部SAは、宮城県や岩手県の沿岸部から東京方面に向かうドライバーだけでなく、東北自動車道の混雑を避けるために北関東自動車道経由で立ち寄る内陸部からのドライバーも少なくないという。
友部SAはNEXCO東日本が開催する新メニューコンテストで2018年・2019年と連続してグランプリを獲得するなど、食にも力を入れている。お土産も、地元茨城県の名産である水戸納豆や大洗町の干物、近県の定番商品などが並ぶが、特に力を入れているのがスイーツの独自商品だ。今回購入したさつまろんはその代表で、NEXCO東日本が2015年に実施したお土産の人気投票で1位を獲得している。
さつまいもと栗のペーストを練り込んだ生地がしっとりと焼き上げられており、栗の歯ごたえがアクセントになっている。実際に食べてみるとしつこくない甘さで、さつまいもと栗両方の風味を楽しめる。ひとくちサイズながら意外にもずっしりとしており、1個食べただけでも満足できた。
個包装されているさつまろんは1個から販売しており、帰りの車内で食べたいときでも気軽に購入できるのがうれしい。もちろん、お土産に最適な4個入りや8個入りのパッケージも用意されている。
笠間PA「茨城マロンカマンベールチーズケーキ」
茨城県笠間市にある北関東自動車道・笠間PAは東西のどちらからでも立ち寄れる「集約型」のPA。ここにある販売店「カサマート」では、茨城県産の栗ペーストを使った、笠間PAオリジナルのチーズケーキを販売している。濃厚なカマンベールチーズを使用しながらも後味はあっさり。口当たりのしっとり感も特徴だ。
駿河湾沼津SA「日の出バームクーヘン6cm」
静岡県沼津市にある新東名高速道路・駿河湾沼津SA(上り)の販売店「沼津・村の駅」と、同SA(下り)の販売店「伊豆・村の駅」では、三島市のたまご専門店「TAMAGOYA」本店の人気商品である手作りバウムクーヘンを販売している。三島市のブランド卵「日の出たまご」のみを使用。ふんわりとした食感に仕上げられている。
谷田部東PA「江戸崎のかぼちゃケーキ」
ここからは下り方面のお土産スイーツを紹介しよう。茨城県つくば市にある常磐自動車道・谷田部東PA(下り)のショッピングコーナーでは、稲敷市の特産品「江戸崎かぼちゃ」を使った「江戸崎のかぼちゃケーキ」を販売している。江戸崎かぼちゃの風味と甘みが生かされていて、食べごたえも十分だ。
蓮田SA「紫芋スティックけーき」
埼玉県蓮田市にある東北自動車道・蓮田SA(下り)のショッピングコーナーでは、埼玉県産の紫芋を使ったオリジナルのスティックケーキを購入できる。ほっくりとした紫芋が温かみを感じさせるケーキだ。
牧之原SA「牧之原ロール」
静岡県牧之原市にある東名高速道路・牧之原SA(下り)のショッピングコーナーには、県西部の老舗製菓店「たこまん」とコラボレーションしたロールケーキが並ぶ。牧之原茶の香りと濃厚な味が楽しめる生地が特徴の限定商品だ。
1979年、長野県生まれ。国立長野工業高等専門学校・電子制御工学科を卒業後、ものづくり・接客業を経てライターの道へ。わが子の成長を見守るかたわら、信州佐久からモバイル情報を発信中。NIKKEI STYLEでは「格安SIM最前線」も連載中
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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