親指サイズのアクションカメラ 服に装着、AIが編集

日経トレンディ

Insta360「Insta360 go」
Insta360「Insta360 go」
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注目の新製品や新サービスをピックアップ、市場性や開発者の声などから、日経トレンディ記者が大胆に「ヒット予報」をする。今回取り上げたのは、超小型のアクションカメラ「Insta360 go」。

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Insta360「Insta360 go」
●実勢価格/2万2000円(税別)
●重さ/18.3g(本体)、43.3g(充電ケース)
●ストレージ/8GB
●動画解像度/2720×2720ピクセル・25コマ/秒(撮影時)
1080P・25コマ/秒(アプリ経由でエクスポート時)
●充電時間/約20分(本体)、約1時間(充電ケース)
●作動時間/200クリップ撮影可能(1日・平均20秒)

360度カメラで世界シェア1位を獲得しているInsta360が新たに仕掛けたのが、動画を広角レンズで撮影できる極小サイズの「Insta360 go」だ。

最大の特徴は、親指サイズの小ささと18.3gという驚きの軽さだ。付属のマグネットを使い、服やキャップなどに取り付けても、重さはほとんど感じない。充電ケースも合わせると1クリップ20秒×約200クリップまで撮影できるという。防滴防じん性能はIPX4で、雨天でも使えるのが魅力だ。

マグネットなどで装着(写真:fort)

画質面のレベルも高い。画角が広く、前方180度を映し出し、2720×2720ピクセル、25コマ/秒(40Mbps)を標準として、1600×900ピクセル、100コマ/秒のスローモーション撮影にも対応。ぶれ補正もあり、実際に服に装着して歩き回ったが、撮影動画に大きなぶれは見られなかった。

従来のアクションカメラとは一線を画す市場を切り開きそうだ。常に身に着けておけるため、1日の要所要所を動画に収めるライフログカメラに最適。しかも、最大8時間の撮影データを8秒間の動画にまとめるタイムラプス撮影に対応しており、手放しで1日の動きを動画に収めることもできる。

端がゆがむ魚眼のような絵が撮れる
撮りためた動画をつなぎ合わせる自動編集機能もある

動画の編集を人工知能(AI)任せにできる点もユニーク。AIがクリップ内の内容を大まかに把握し、「トラベル」などのテーマを選ぶと、複数の動画を組み合わせて1つのムービーに編集してくれる。

充電やデータ転送はケースを通して行う
壁や机に固定するツールや、服に取り付けるためのマグネットなどを用意

ヒット予報
軽さに加え、タイムラプス撮影に対応したエンタメ性の高さは画期的だ。アクションカメラ市場のなかで独自のポジションを築いており、価格も2万円余りと手が届きやすい。一定のニーズをつかむ可能性は高い。

[日経トレンディ2019年11月号の記事を再構成]

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