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日本酒やお茶とも合う コクを楽しむ国産チーズ10選

■6位 硬質チーズ アトリエ・ド・フロマージュ 330ポイント
やさしい味 苦手な人にもおすすめ

フランス仕込みの技術をベースにする、1982年創業の工房。「穏やかでやさしい味」(今藤さん)。「口当たりの軽さが魅力」(宇多聡子さん)と、チーズ独特の香りやクセが弱く、チーズが苦手という人にもおすすめ。スライスして野菜にのせたり、パンに挟んでサンドイッチにしたり。「加熱調理でもおいしさが引き立つ」(小泉さん)。

(1)1パック(160グラム) 1512円(2)長野県東御市(3)https://www.a-fromage.co.jp/shop/

■7位 蔵王 スモークゴーダ 蔵王酪農センター 320ポイント
お気に入りのウイスキーと

1980年にチーズ作りを始め、多くのナチュラルチーズ製造技術者を育成してきた酪農センターの一品。オランダ生まれのゴーダチーズを桜チップで薫製しており、香り豊かだ。「鼻から抜けるスモークの香りが後を引く」(中谷さん)。お酒との相性のよさを挙げる人が多く、「お気に入りのウイスキーとゆっくりと味わいたい」(冨永さん)。

(1)1パック(70グラム)454円(2)宮城県蔵王町(3)https://www.zao-cheese.or.jp/

■8位 バッカス 清水牧場チーズ工房 270ポイント
季節で変わる味わい

北アルプスの1500メートル以上の高地でたくましく育つブラウンスイスの生乳を用いており、「良質で濃厚なミルクの風味とコクを感じる」(村瀬さん)。現在販売中なのは、昨年12月から作り始めた「雪のバッカス」。5月から10月までの放牧期間の生乳で作る「バッカスダルパージュ」は2020年3~4月から販売する予定。季節によって味わいが変わる。

(1)200グラムから、1650円~(2)長野県松本市(3)電話0263・79・2800

■9位 モンヴィーゾ チーズ工房 白糠酪恵舎 240ポイント
パスタやリゾットに使っても

イタリアのチーズ作りをベースに製造する工房。脂肪を抜いた生乳を使っており、凝縮されたうまみを感じる。「ミルキーな甘い香り」(丹下さん)。キノコとの相性がよく、調理してパスタやリゾットに使うのもおすすめ。ほくほくとした食感も特徴的で「薄く切ってクラッカーにのせたり、サラダにトッピングしても」(さわけんさん)。

(1)1パック(100グラム)734円(2)北海道白糠町(3)http://rakukeisya.jp/shop/web_shopping/

■10位 五町田ゴーダ -4か月熟成- ナカシマファーム 220ポイント
子どもにも食べやすい

佐賀県嬉野市の田園地帯にある3代続く酪農家。7年前にチーズ作りを始めた。自社栽培する稲を食べて育った、ホルスタインの生乳から作る。「やさしい香りに、やさしい口溶けで心地よい」(金子さん)。「食べやすく、子どももぱくっといける。おねだりしやすい価格で、家族みんなで楽しめる」(中谷さん)。

(1)1パック(100グラム)670円(2)佐賀県嬉野市(3)https://www.nakashima-farm.com/

                                      

欧州では食後の一品

フランスなどヨーロッパでは食事の後、デザートの前にチーズを食べる習慣がある。「日本でいうと、漬物のような感覚」(村瀬美幸さん)。チーズは生乳に乳酸菌や酵素などを加え、固めて作る。中でもハードとセミハードチーズは固めた生乳から水分を抜き、熟成させる。1年以上熟成させるものもあり、コクやうまみが楽しめる。口当たりがまろやかでクセが少なく、毎日でも食べられるとして「普段着のチーズ」ともいわれる。

カットした面をアルミホイルで覆い、全体をラップで包んで冷蔵する。少量生産で台風の影響もあり、届くのに時間がかかる。余裕を持って注文しよう。

ランキングの見方 商品名と工房。数字は専門家の評価を点数化。(1)取り寄せる際の容量、価格の目安(2)工房の所在地(3)注文方法。写真は山田麻那美撮影、スタイリングは田口竜基。

調査の方法 国内にある工房が製造し、取り寄せ購入ができるハードとセミハードチーズを、専門家への取材をもとに26商品選出。専門家が商品名を伏せて試食し、「味と価格のバランス」「食事後の一服にふさわしいか」などの観点で順位づけした。編集部で集計した。(井土聡子)

今週の専門家 ▽宇多聡子(「エル・グルメ」エディター)▽金子敏春(日本チーズアートフロマジェ協会理事長)▽小泉詔一(雪印メグミルク チーズ研究所所長)▽今藤亜記子(日本マイセラ チーズ・オンザテーブル事業部)▽坂上あき(チーズプロフェッショナル協会常務理事)▽さわけん(科学する料理研究家)▽丹下慶子(レコール・デュ・ヴァン チーズ講師)▽冨永純子(キャプランワインアカデミー・チーズ講師)▽中谷瞳(「チーズ王国」販売課長)▽新田恭子(エノテカ レ・カーヴ・ド・タイユヴァン東京店長)▽村瀬美幸(チーズルームアカデミー副校長)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2019年10月19日付]

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