Men's Fashion

「ちょっと外出もOK」 おしゃれパジャマで休日満喫

トレンド

2019.10.28

すっかり定着してきた「ワンマイルウエア」。ルームウエアとタウンウエアの中間で、ちょっと近場(1マイル=約1.6キロ)までの外出もOKな服のカテゴリーを指す。最近ではワンマイルウエアになるおしゃれなデザインのパジャマが増えてきた。そんな最新のおしゃれパジャマを大手百貨店の店頭でチェックした。




■「ベッドから公園まで着られる」がコンセプト

《伊勢丹新宿店メンズ館》まさに「名は体を表す」ブランドが東京・新宿の伊勢丹新宿店メンズ館の店頭にあった。「Bed To Park by melple(ベッド トゥ パーク バイ メイプル)」。ベッドから公園まで着られる服をコンセプトにデルタ(本社・東京)が展開するブランドだ。

ベッド トゥ パーク バイ メイプルのアイテム。色味はネイビーとグリーン。上下セットで2万5300円

パジャマといえば綿やシルク素材で、上下同じ色味やデザインの生地というのがこれまでの通り相場だった。だが、これは違う。素材はポリエステル100%で、表面が起毛加工されているため、スエード調の風合いが漂う。肌触りもいい。

襟はスタンドカラーでデザイン性が高い

トップスの襟はスタンドカラーで、背中にはセンタープリーツが入る。ファッション性が高く、パジャマとして着るだけでは確かにもったいない気がする。ボトムスはお尻と両サイドにポケットが3つある。財布やスマホを入れて、近所のコンビニまでお買い物も全く問題なくできそうだ。

外出する際、寒ければ同じデザイナーが手掛けたボレロを羽織るのもオシャレ。ボレロの色味はブラウン、グレー、ネイビー。1万120円

もし外出する際に寒ければ、トップスやボトムスと同じデザイナー、小野寺武人氏が手掛けるボレロを羽織るのもいい。前にボタンが付いていないタイプで、色味はブラウン、グレー、ネイビーの3色から選べる。インナーとのコーディネートを考えるのも楽しい。

ハーグのスエットタイプの上下。パーカーは1万9800円、ボトムスは1万7600円

パジャマならではの軽くて柔らかい素材にこだわったスエットパーカータイプのアイテムもあった。HAAG(ハーグ)のブランドで、三重県が本社のスマイルコットン社が展開する。綿の繊維をひねり、素材本来の柔らかさを引き出した素材を用いている。中に空気が入っているせいか軽さも特徴という。

パーカーのダブルジッパーは金色でアクセントになっている

グレーのトップスはダブルジッパーが金色で、アクセントになっている。パーカーのほかスエットや、同じ素材を用いた靴下もあり、セットで着るのもありだ。

パジャマにプラスアルファの機能を備えたワンマイルウエアについて三越伊勢丹・新宿紳士営業部バイヤーの大橋靖弘さんは「近年はパジャマ以上の売れ行きをみせている。お客様も素材を吟味して購入されている」と話す。