令和の就活女子 会社選びは「転職しても役立つ技能」

2019/10/22
就職活動中の学生によるメッセージ
就職活動中の学生によるメッセージ

令和時代の女子学生は、どんな働き方やキャリアを希望して就職活動に臨むのだろうか。女性活躍推進の機運が高まり、働き方改革への取り組みが進むなか、彼女らは様々な観点で初めての職場を選ぼうとしている。令和時代初の就活生にあたる、2021年就職予定の女子学生3人の胸の内を、19年入社の記者(22)が聞いた。

座談会の参加者
Aさん 私立大4年生。幅広い業界をみる。日本文化を学ぶサークルに所属している。留学経験あり。
Bさん 私立大3年生。IT業界を中心に就活する。音楽サークルに所属しコンサートの準備にいそしむ。
Cさん 国立大大学院1年生。業界を絞らずに就活中。学部時代は勉学の傍ら多様な課外活動に打ち込んだ。

――志望企業を選ぶにあたって、重視しているのは何ですか。

Aさん「将来の転職を前提にしているので、どんな企業や業界でも通用するようなスキルを身につけたい。営業職であれば顧客と信頼関係を構築する力や商品を魅力的にプレゼンできる力など、キャリアアップにつながるスキルや専門性が得られる企業や職種を選びたい」

Bさん「できるだけ長く働き続けられる会社を探している。有給休暇など福利厚生の制度を使いやすい雰囲気が職場にあるかどうかを大切にして選びたい。ただ、こればかりは入社してみないとわからない部分も大きい」

Cさん「業務や職種にはこだわらず、企業理念に共感できるか、フラットな企業風土があるか、などに着目している」

――重視するポイントを、会社のどういうところから判断するのですか。

Bさん「説明会やインターンシップの最中に、居合わせた社員同士がどんな雰囲気で会話しているのかを見ている。特に、若手社員に対するベテランや人事担当者の態度が気になる。年齢が近い若手社員の姿は『入社したらこんな感じかな』と重ねやすい。和やかな様子だと、受け入れてくれそうな職場なんだな、と感じる」

Cさん「社員の話を直接聞きに企業に出向く。社員が自分の仕事に価値を感じて働いているのかどうかは、会って話さないとわからない。年齢が近い入社1、2年目社員が相手だと本音が聞きやすい」

Aさん「企業説明会やOG訪問が終わったら、転職情報サイトを調べて、その会社の実情を確認している。転職した人の私見とはいえ、聞いた話とは正反対の内容が書いてあることもあり、参考にしている。人事担当者は聞こえのいい情報しか発信していないと思う」

――皆さんにとって、「女性の働きやすさ」とはどういうものでしょうか。

Aさん「性別にかかわらず評価され、女性も昇進しやすい環境が整っていることだ。頑張った分の評価はされたい。ただ、企業に今求めるのはあきらめている。OG訪問で会った『バリキャリ』女性の多くが、性別を理由に公平に評価されなかった経験があると話していた。女性であるがゆえに不平等さを感じるだろうとはある程度覚悟している」

Cさん「最低限の育休制度はどの企業も整っていると思うので重視しない。夫の転勤や出産などのライフイベントでキャリアを中断しても、もう一度働きたいときに企業に求められるように、自分の市場価値を高めることがむしろ大切だと考えている」