日経ナショナル ジオグラフィック社

2019/10/27
インドネシアにあるイジェン山のクレーター。硫黄のおかげで、驚くほど美しい光のショーを見ることができる。鮮やかな青色の炎は、亀裂から漏れ出す超高温ガスが空気に触れて発火したものだ(PHOTOGRAPH BY SONNY TUMBELAKA, AFP/GETTY IMAGES)
イタリアのエトナ山。ヨーロッパ最大の活火山で、溶岩をまき散らす姿やリング状の火山灰がしばしばニュースになっている。写真は2018年12月の大噴火。地球上で最も長く記録されている火山の一つでもあり、紀元前1500年の噴火が記録に残っている(PHOTOGRAPH BY FABRIZIO VILLA, GETTY IMAGES)
アイスランドのバルダルブンガ山。中心部のクレーターは氷に覆われているが、火山活動が始まると、遠く離れた複数の割れ目が火口の役割を果たす。深い割れ目から大量の溶岩がシート状に吹き出すため、過去1万1000年で最大の溶岩流を記録している(PHOTOGRAPH BY BERNARD MERIC, AFP/GETTY IMAGES)
ハワイのキラウエア山。2018年、巨大な噴火が発生し、30年以上にわたる断続的な活動を終えた。2018年の大噴火では、五輪で使われる競泳用プール32万個分に相当する溶岩が流出し、その激流がすべてのものを飲み込んだ(PHOTOGRAPH BY MARIO TAMA, GETTY IMAGES)
インドネシア北スマトラ州カロ県にあるシナブン山を下る溶岩流。2018年撮影。このような噴火は多くの危険をもたらすが、火口から吹き出す溶岩は栄養分に富む。火山が噴火すると、広範囲に肥えた土壌が降り積もり、そこに人々が定住する(PHOTOGRAPH BY IVAN DAMANIK, AFP/GETTY IMAGES)
火山は高温の溶岩を吐き出すだけでなく、壮大な稲妻ももたらす。写真は2016年の桜島で撮影された稲妻だ(PHOTOGRAPH BY THE ASAHI SHIMBUN, GETTY IMAGES)
キラウエア山のハレマウマウ火口には長い間、大量の溶岩をたたえる溶岩湖があった。しかし、2018年の大噴火で溶岩が流出し、湖は空っぽになった。ところが、約1年後、溶岩湖の跡地に小さな池が突如現れた(PHOTOGRAPH BY BRETTMANN, GETTY IMAGES)
フランス領レユニオンにあるピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ(「炉の山」の意)は世界で最も活発な火山の一つ。この広大な火山では17世紀以降、150回以上の噴火が起きている。写真は2016年9月の噴火(PHOTOGRAPH BY RICHARD BOUHET, AFP/GETTY IMAGES)
2019年6月22日、千島列島の雷古計山が噴火し、ガスと灰の噴煙が塔のような柱を形成した。あまりに大きな噴火だったため、国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士たちも気付き、この写真を撮影した(PHOTOGRAPH BY NASA)
地上には無数の火山が散らばっているが、海底にはそれ以上の火山が隠れている。写真は2009年3月、トンガ沖で撮影された噴火。一帯には合わせて36の海底火山がある(PHOTOGRAPH BY DANA STEPHENSON, GETTY IMAGES)
インドネシアのムラピ山がくすぶり、ハトたちが避難している。2018年6月4日撮影。ムラピ山は溶岩、ガス、灰がなだれ落ちる火砕流を起こすことで知られる。人口密度が高いジョグジャカルタに近く、過去の噴火では甚大な被害が出た(PHOTOGRAPH BY AGUNG SUPRIYANTO, AFP/GETTY IMAGES)

(文 MAYA WEI-HAAS、訳 米井香織、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2019年10月7日付記事を再構成]