業界の変わり者で結構 ファッションも個性を楽しむタマホーム会長 玉木康裕氏

「中学の時にビートルズになりきろうと長髪にして美容室に行って。以来50年以上パーマをかけています」と話すタマホームの玉木康裕会長(東京都港区のタマホーム本社)
「中学の時にビートルズになりきろうと長髪にして美容室に行って。以来50年以上パーマをかけています」と話すタマホームの玉木康裕会長(東京都港区のタマホーム本社)

低価格の注文住宅で急成長するタマホームの会長室では、数十着もの新品のスーツがクローゼットで出番を待つ。華やかな花柄の裏地にこだわった、玉木康裕会長お気に入りのオーダースーツだ。遊びの場では一転、ドクロマークのTシャツに短パンを好む。建設業を営む裕福な家庭に生まれ、祖父も両親もおしゃれで洒脱(しゃだつ)。身だしなみに気を配る家族の影響を色濃く受け、さまざまなファッションを楽しんできた。住宅業界の異端児は、ファッションでも変わり者と言われるぐらいの個性が重要だと話す。




■どのスーツにも張っている花柄やペイズリーの裏地で遊ぶ

――会長室にたくさんのスーツのストックがあるとは驚きです。すべて自分でデザインされたものだとか。

「仕事では100%スーツです。ラグビーをやっていたので既製服では体形に合わず、20代からスーツもシャツもオーダーで作ってきました。自分でデザインを決めてね。(タマホーム創業の地である)福岡の仕立屋さんにお願いしてきたのですが、オーナーさんが会社を閉めるという。私も困るので2014年に子会社化したのです。最近は縫い子さんの確保が難しくなり、この8月で事業はやめることを決めましたけど。それで来年のスーツも大量に作りました」

スーツはいずれも鮮やかな裏地を張るのがこだわりだ。「ロック少年だったときにこういう柄のパンツやシャツばかり着ていました。サイケなファッションでしたね」

――いつもスーツは何着ぐらい作るのですか。

「毎年15~20着です。5年に1度くらいでトレンドが変わりますから、その時代に合ったデザインにしています。今はシングルの2つボタンが定番です。チェックなど遊び用のスーツもたくさん持っています。仕事用はダークスーツ一辺倒。ネイビー、黒、チャコールグレーが中心で素材はゼニアとダンヒルが多いですね」

子会社にオーダースーツの会社がある。事業終了を決めたため、来年に着るスーツを多めに作った。その後どこで作るか思案中だ

「ポイントはどのスーツにも張っている花柄やペイズリーの裏地で遊んでいることです。上着を脱ぐときカラフルな柄が目に入り、楽しいでしょう。シャツもオーダーでほとんど白ですが、織り柄にこだわっています」

SUITS OF THE YEAR 2019
男と女 ときめくギフト
Watch Special 2019