業界の変わり者で結構 ファッションも個性を楽しむタマホーム会長 玉木康裕氏

■大学ではケバケバ、卒業後は髪を切りアイビーに転向

――学生時代は音楽に熱狂されたと聞きました。若いころのファッションは目立つものでしたか。

「我々はヒッピー世代、ビートルズ世代ですから。ロックバンドをしていて、大学を出るまでケバケバしていました。母が三味線が好きで毎日弾いていたこともあり、音楽は身近にありました。小6の時に友達の影響でギターを始めて、最初はフォークギター、そのうち英国でビートルズがはやっていると聞いて、髪を伸ばし始めました。ビートルズになりきろうと美容室でパーマをかけて」

「福岡には米軍基地が2つありまして、私たちは空軍、エアフォースのかっこいいジャンパーをもらい、バンドの制服にしていました。それにシルクの花柄のシャツやパンツを合わせて、スニーカーは左右色違いにして。大学を卒業して働くようになってからは髪を切り、アイビーに転向。VAN、JUN、Kentを買って、ケネディ元米大統領のようなスタイルに変えました」

「ハッピーライフ~」のCMソングは自ら発案した。能をたしなみギターの名手。ライブハウスの常連で音楽を愛する

――ビートルズ世代に比べて今の若者は地味だと感じることはありますか。

「さまざまなファッションを楽しんだ我々世代とは違って、おとなしいし、地味だとは思います。でも、個性を求めているのだと強く感じています。タマホームが伸びたのは100%注文住宅です。それも若い人が支持してくれています。もう、隣と同じ家は買いたくないという意識の表れで、私は個性の時代だと思っています。ファッションが元気がないといわれますが、同じようなものばかり売っているからではないでしょうか」

――よくライブハウスに行かれるそうですが、オフではどのような服装を好みますか。

「最近は『シュプリーム』『オフホワイト』(ともに米人気ストリート系ブランド)のスポーティーな服がほとんどです。普段着ではだいたい短パンにTシャツ。ラグビーをやっていたから、短パンが動きやすくて好きなんです。それに寒いときはチンチラ(毛皮)のコートを着るとか。2~3年前はスカル(ドクロ)のキャラクターのTシャツをよく着ていました。気に入るとそればかり買ってしまう」

――かなりのファッション通でなければオフホワイトやシュプリームまでは手が出ません。

「ネットでファッション情報を毎日のように見ていますからね。うちはテレビCMで知名度が上がりました。住宅業界の変わり者といわれてきましたので、どうせ変わり者といわれるなら、住宅屋らしくないコマーシャルにしようと私がCMソングを発案しました。今は個性の時代でしょ。スカルのTシャツを着るくらいの意外性がある方が、変わっていていいんじゃないでしょうか」

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)

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