医師の傍ら不動産投資 海外で失敗、都心物件に軸足

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はワイン大好きさん(37)。都内在住の医師。投資でもうけた分でワインや食べ歩きを楽しむのが趣味。

2006年~

ワイン大好きさん 不動産投資では人脈と情報が最も大事

医師を志して地方大学で学業にいそしむかたわら、06年の「ライブドア・ショック」をきっかけに投資に興味を持ち始める。大学近くのスターバックスに毎日通っていたことから、コーヒー券の株主優待を得るため当時上場していたスターバックスジャパン株を購入。ほかにも投資関係の書籍を20~30冊ほど読みあさり、ミニ株投資や日本株のインデックス投資も手掛けたが、学業が忙しかったこともあり利益は全然上げられなかった。

14年~

片手間では株のプロに勝てないと痛感、医師として働き始め安定して高年収を得られるようになったこともあり、株ではなく不動産への投資を検討。国内に比べて短期間で償却できる海外不動産に注目していたところ、英国で木造の築古物件が学生寮に改築されると聞きつけ、中国人学生などの間で英語圏への留学熱が高まっていたことから即決。手付金700万円を支払うも、現地の運営会社の不手際で改築が途中で頓挫し、支払ったお金は戻ってこなかった。

16年~

海外投資の失敗を踏まえ、土地勘や人脈、情報量が豊富な国内の不動産投資に軸足を移す。足元では港区など都心部の中古ワンルームマンション10戸ほどに約2億円を投資。投資額の大半は借入金でまかなっているが、ほぼ満室ということもあり、借入金返済を差し引き月10万~15万円ほどの収入を確保している。

不動産以外でもリスク分散の観点から、日本や先進国の株価に連動するインデックス投資や、レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」などで運用。仮想通貨にも100万円ほどを投資しているが、足元の評価額は30万円ほどに下落し塩漬け状態だ。今後は、東京一極集中で地価が一段と上がると見ていることから一棟物マンションへの投資や、上場後に大幅な値上がりが見込める新規株式公開(IPO)株への投資を考えている。

[日経ヴェリタス2019年10月13日付]

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