写真や動画の撮影が楽しい 個性映えるスマホグッズ
スマホのカメラ性能は年々向上し、加工ツールも多様化。誰でも完成度の高い写真や動画を撮れるようになった半面、個性は出にくい。差をつけるなら、スマホ単体では実現できない撮影を可能にする外付けグッズの出番だ。
観光地を訪れ、横を歩く友人やセルフィーを撮りたいのに、歩きながらだとぶれぶれ――。
そんな素人動画を一気にプロレベルまで引き上げるのが、スマホと連動する電動ジンバル「Osmo Mobile 3」(DJI JAPAN)だ。手ぶれ補正に加え、魅力的なのが被写体の追従機能。顔を認識させると、動きに合わせてジンバルが向きを変え、ピントを合わせながら自動で追い掛けるのだ。ぶれはほぼ感じられず、まるでテレビのロケさながらの動画が撮れる。もちろん写真も奇麗に撮れる。
●ぶれない「超滑らか映像」も簡単撮影
横に並んで歩く人を撮ってみたところ、顔を追い掛けながら手ぶれも補正するので、プロさながらの動画が撮れた。ただ、405gと重めで長時間の利用には不向きな印象。撮影には専用のアプリを使う。
●スライドするだけでレンズを使い分け、「入門」にも向くケースタイプ
スマホのレンズをパワーアップさせるのが、「ShiftCam 2.0 トラベルセット」(グレイスリンクス・エンタープライズ)。レンズの切り替えはバーをスライドさせるだけと使いやすさが抜群で、かさばらない。それでいて広角や魚眼などの写真を撮り分けられるため、ライトユーザーにとって魅力的だ。iPhone 7版(上写真)以外のモデルもあり、レンズの数が異なる。
●「長期保存仕様」のプリンター、汚れに強い写真に仕上げる
工夫して撮った「作品」は、汚れや湿気に強い写真にコーティングできる「KODAK インスタントドックプリンター PD460」(ケンコー・トキナー)で印刷。高い画質で長く持ち続けたい。PD460はスマホで撮った写真を印刷できるプリンター。昇華型熱転写方式「4PASSテクノロジー」を採用し、高い画質で写真を印刷。湿気や指紋、汚れなどのダメージから写真を守る加工も施され、長期保存に向く。
●着脱式で望遠鏡にもなる、遠くもくっきり写すレンズ
クリップでスマホに付けて、8倍望遠にする外付けレンズ。iPhoneでもAndroidでも使用できる。スマホから外すと、単眼鏡としても利用可能。見やすいようカバーが出るので、違和感無く使えた。
●1台3役のマルチ自撮り棒、長さも角度も自由自在
スタンドや三脚に変身するマルチ自撮り棒。スタンドや棒の長さ、スマホの角度が自在に調節でき、どんなシーンでも使い勝手がいい。着脱式のシャッターリモコンもあり、離れた場所からの自撮りもできる。車内設置用スタンド付きのモデルも用意(4900円・8%税込み)。本体には厚みがあるので、付けたまま持ち歩くにはやや不便だ。
●ストラップにして身に着けてもOK、荷物にならない極小スピーカー
手のひらに収まるサイズながら、スマホ以上に重厚な音を楽しめるスピーカー。約62gと軽く、旅行やアウトドアにも最適だ。連続再生可能時間は満充電時で約4時間。
●どんなスピーカーもブルートゥース対応に
スピーカーやカーステレオにつないで使うBluetoothレシーバー。Bluetooth機能が無いスピーカーでも、スマホの音楽を聴けるようになる。長く使う愛着のあるステレオやスピーカーを、簡単にスマホ対応にできるのは便利だ。
(注)実勢価格はすべて雑誌掲載時のもの(取材は9月中旬時点)。増税後に金額が変わる場合もある。
[日経トレンディ2019年11月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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