もう1つの昼寝のコツはストレッチだ。午前中の仕事モードを引きずったままだと交感神経優位の緊張状態でスムーズに入眠しにくいため、昼寝前には緊張をほぐし眠りやすくするためのストレッチを行うといい、と疲労回復専用ジム「ZERO GYM」では勧めている。

立ちっぱなしや座りっぱなし、パソコン作業が多い人などは、猫背になったり背骨が固まったり、肩や首回りの筋肉が固まっている可能性もある。凝り固まった部位をほぐして緊張がゆるむことで、副交感神経が優位になって自然な眠気が誘発されるという。ここで紹介する4種類のストレッチを全て行っても5分程度で終わる。

(イラスト提供=ビジネスライフ、以下同)

昼寝後のストレッチですっきり

自分のデスクで仮眠をとるときは、昼寝用の枕やひざ掛け、アイマスクなどを使い、体に違和感のない体勢を探して仮眠に入ろう。ストレッチで体はほぐれているから、心をリラックスさせるイメージを思い浮かべよう。仕事のことを頭から離し、「とにかく寝る」と決めるのがポイントだ。

出張眠らせ隊のプログラムでは、インストラクターが「足の指先、足の裏、かかと……」と足元から手の指まで一つずつ体の部位を挙げ、意識して体の力を抜くように促した。「体が床に沈み込み、頭がゆるんで脳の重さが昼寝枕にもたれかかるように」「緑の森の中にいるイメージで」「すべての力を大地に預けましょう」と静かに語りかけ眠りを誘った。

昼寝の長さは15~20分程度に抑えるのも大事だ。睡眠にはいくつかの段階があるが、深い眠りに落ちてしまうと覚醒が難しくなる。眠気を取り払うには、15分程度の短時間の仮眠が最も有効だからだ。デスクで仮眠をとる場合はスマホのバイブレーション機能などを使ってアラームを設定しておこう。

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