キャッシュレスのポイント還元 上限超えた人の次の手ポイント賢者への道(135)

NIKKEIプラス1

写真はイメージ=PIXTA
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消費増税から日がたち政府のキャッシュレス・ポイント還元事業の利用にも慣れてきているころではないでしょうか。今回はポイント還元の「上限」について話します。還元事業では多くのお店でクレジットカードやコード決済、電子マネーなどを使えますが、多くの場合、決済事業者が還元上限を設定しています。

クレカの場合はほとんどが1カ月当たりの還元上限を1万5000円相当としています。5%還元対象のお店で月間30万円分の買い物をすれば上限に達します。上限はかなり高めなので通常の買い物なら気にする必要はありませんが、時計や宝飾品など高額商品を買う場合には念のため頭に入れておきましょう。

クレカの還元上限で覚えておきたいのが「家族カード」の扱いです。家族カードは1人が本会員となり、配偶者らが家族会員となります。カードを別々に持つのより年会費の負担が少なくて済みます。この家族カードは上限の扱いがカード会社により異なります。

JCBの発行カードの場合、本会員で最大1万5000円、家族会員でも同1万5000円の還元を受けられます。夫婦2人なら合計3万円になります。三井住友カードは上限が本会員と家族会員と合わせてカウントされ、最大で1万5000円です。

電子マネーの場合、楽天Edy、nanacoがそれぞれ支払い1回ごとの還元に2500円相当という上限を設定。WAONは1カ月当たり1万5000円相当までです。

コード決済では楽天ペイが1回最大2万5000円相当、d払いは月3万円相当、auペイは月1万5000円相当、ペイペイは月2万5000円相当などです。上限に達しそうな場合は別の手段と併用してポイント還元の枠を増やすことを考えましょう。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年10月12日付]

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