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共働き親の時間管理術 手間取る仕事こそやり方見直す

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働き盛りの共働き親は家でも職場でも大忙し。帰る時間が決まっているパパやママであっても、チームリーダーやマネジャーなどとして責任を果たさなければならない立場の人も多いでしょう。「だらだら仕事しているつもりはないのに、やってもやっても終わらない」「やり残し感をいつも抱えている」といった声があちこちから聞こえてきます。時間マネジメントのテクニックを駆使しながら仕事と子育てを両立し、成果を出してきた達人たちはどんな仕事テクをもっているのか。仕事と子育ての幸せな両立を実現させていくために、ぜひ取り入れてみたい技を紹介します。

時間の使い方に「これで完成!」というものはない

「忙しい」の「忙」の字は、「心」と「亡」から構成されます。この漢字が表す通りで、忙し過ぎる日々が続いてしまうと、心ここにあらずの状態になりやすく、子どもにも十分向き合えなくなってしまいます。それでは何のために仕事と子育ての両立を頑張っているのか分かりません。

共働き親は、仕事と子育ての両立のために、これまで、すでに様々な時短術を取り入れてきたはず。仕事でもプライベートでもあらゆるムダを省き、効率化を徹底し、「もう削減の余地はどこにもない」と思っている人も少なくないでしょう。

それでも、年齢を重ね、仕事における役割が変化していくごとに、仕事の内容は変化し続けます。リーダー的立場ともなれば、自分自身で進めるべき仕事以外にチームメンバーの仕事を入念にチェックし、必要に応じてやり直しも引き受けざるを得ないこともあります。上司やマネジメント層から突然降ってくる「大急ぎ案件」も加速度的に増えてくるでしょう。

「仕事のやり方は変えていないし、だらだら仕事しているつもりもないのに、時間内に終わらないことが以前より増えてきた」「日々、余裕がなさすぎて、子育てにも十分向き合えない」などと悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。

また、スマホやアプリがこの数年間で劇的な進化を遂げたように、時短にも使える便利なツールが日々新しく生まれ続けています。会社が導入するシステムやウェブ上のサービスもどんどん進化しているはずです。

つまり、時間の使い方や仕事のフローは、一度確立させたとしても、「これで完成」というものではありません。ムダを省き、時間の余裕を生み出していくためには、常に自分の「今」の状況にマッチした最新の方法を取り入れていく必要があります。

過去に何度もやったことがある仕事であっても、何も考えずに着手するのでなく、毎回、取り掛かる前に5分でも考える時間を取り、「もっと手早くできる方法はないか」「もっとミスを減らせる方法はないか」と、手順を見直す姿勢が大切と、ECC取締役の塚田訓子さんも指摘します。

大きな山を崩すには1点から

ただ、柔軟に新しい方法を取り入れていくのが苦手な人もいるでしょう。その場合は、すべての仕事のやり方を一斉に見直すのでなく、「書類作成」「ミーティングの進め方」など、自分にとって、「特に時間を取られている仕事」だけに集中し、やり方を見直してみてはいかがでしょうか。「確かにムダがなくなり、時間の余裕が生まれた」という実感が得られれば、ほかの仕事も見直していこうというモチベーションが生まれるはずです。

これは組織についても言えること。「会社が古いやり方を変えようとせず、ムダが多い」と感じ、何とかカイゼンしたいと思っている人は、まずは「会議の進め方だけに新ルールを適用する」といった具合に1点に集中させましょう。「大きな山を動かすには、まず1点を崩すような意識で取り組むことが重要です」と、マーケティングコンサルタントで、『一流の人はなぜ、A3ノートを使うのか? すべてを"紙1枚"にまとめる仕事術』『ムダゼロ会議術』などの著書もある横田伊佐男さんはアドバイスします。

仕事は自分の成長につながる「投資時間」を優先する

年齢を重ねていくごとに、ぜひ心がけたいのが「投資時間を優先する」という意識です。時間には、自分を消耗させるだけの「消費時間」と、自分の成長につながる「投資時間」があります。

例えば、今後やりたい仕事についてじっくり考えたり、新しい知識を学んだりするインプットの時間は「投資時間」。夜、早めにベッドに入り、翌日のためにぐっすり眠る時間も「投資時間」です。逆に、自分でなく誰にでもできる仕事や、頭を使わずに進めることができる、慣れ切った仕事などに向き合う時間は、すべて「消費時間」。すぐに形で表すことができるので、「仕事をした!」という達成感が得られやすいですが、そこに自分を成長させてくれる要素はあまりありません。

「消費時間と投資時間のバランスを普段から意識し、意図的に消費時間を減らして投資時間に変えるように心がけないと、消耗するばかりで、『賞味期限切れの人』になってしまいます」と、元リクルートのトップ営業マンで、らしさラボ代表の伊庭正康さんは警鐘を鳴らします。

人から振られた仕事であっても、内容をよく吟味し、「消費時間」を生むような仕事は減らしたり、時間短縮に努めたりすることが大切です。「上司や取引先からの指示だから断れない」と思う場合でも、実はいくらでも減らしようはあります。「特急仕事」も減らせます。「人に仕事を指示する立場の人は、何となく『急ぎで』、と言ったりするものですが、交渉次第で、『もう少し後でも大丈夫』と言われることもあります」と伊庭さんはアドバイスします。

「営業の時間」など、聖域とされがちな領域の仕事も、例外ではありません。

時間マネジメントは「減らすこと」と「増やすこと」をセットで考える

また、時間マネジメントは、「減らすべきこと」だけに目を向けるのでなく、「増やすべきことは何か」をセットで考えるべき、と伊庭さんは言います。

「ムダな作業を減らした分の時間で、相手の期待を超えるためのひと手間を増やす、といった意識でやっていけば、周囲の協力も得られやすくなり、成果を出しやすくなります」と伊庭さんは言います。

ECC取締役の塚田さんも、「子育て中で忙しい人ほど、プラスアルファの気配りを心がけるべき」と言います。

2人の子どもを育ててきた塚田さんが、自分自身も実践し、今も、子育て中の部下たちにアドバイスしているのは、「自分に余裕があるときは周囲の人のサポートをすべき」ということ。「子育て中ではない人でも、もしかして相手は、ちょっと体調が悪かったり、恋人や家族とのことで心配事を抱えていたりして、早く帰りたいと思っているかもしれません。一人ひとりに事情があることを想像したうえで、自分ができるサポートは積極的にすることで、いざ、自分の子どもが急に熱を出したりした時に、気持ちよく手助けしてもらえるはずです」と言います。

塚田訓子さん
ECC取締役 ジュニア事業部長。専業主婦を経て1995年にECCに入社。2人の娘を育てながらセンター責任者やエリアマネージャー、東日本管区長を務める。2016年から現職。
横田伊佐男さん
CRMダイレクト代表取締役。シティグループ、ベネッセグループでマーケティング部門、コンサルティング部門の責任者を歴任。100社を超える大手企業でのコンサルティング経験を体系化し、2008年に独立。セミナー活動も積極的に行い、これまでの受講者は延べ3万人を超える。横浜国立大学客員講師、横浜国立大学成長戦略研究センター研究員。『一流の人はなぜ、A3ノートを使うのか?』(学研パブリッシング)、『ムダゼロ会議術』(日経BP社)など著書多数。
伊庭正康さん
らしさラボ代表取締役。1969年生まれ。91年リクルートグループ入社。"残業レス"の仕事術でリクルートの全国年間営業成績トップを4回、累計40回以上の表彰を受ける。営業部長、関連会社の代表取締役を歴任後、2011年「らしさラボ」を設立。短時間で圧倒的な成果を出すことをテーマとした営業力強化、リーダーシップ、ストレス対策の研修・講演・コーチングを実施。『計算ずくで目標達成する本』(すばる舎)、『仕事の速い人が絶対やらない段取りの仕方』(日本実業出版社)など著書多数。https://www.rasisalab.com/

(取材・文 蓬莱明子、取材 武末明子)

[日経DUAL 2019年5月30日付の掲載記事を基に再構成]

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