2019/10/11

併用を望む学生の中には、「一括採用の方が企業も学生も見通しを立てやすくていいと思う。大枠は一括採用で埋め、残りを通年採用で補完していくべき」(東京の男子学生)という現実的な見方もあった。

リファラル採用望む学生57% OB訪問やイベントに積極的

脱・一括採用の流れでは選考時期が自由になるだけではなく、採用の方法も変わりつつある。その1つがリファラル(仲介)採用だ。リファラル採用とは、社員やOB・OGの紹介で採用試験を受ける方式のこと。労働問題に詳しい日本大学の安藤至大教授は「紹介で入った人の方が辞めにくく、入社後に活躍するという研究結果が海外では出ている。日本でもミスマッチを減らしたい企業でリファラル採用が増えるだろう」とみている。

リファラル採用が広がることについて、学生の過半数は望ましいと答えた(「望ましい」が9.8%、「やや望ましい」が48%)。望ましい理由としては、「知り合いの紹介なら信頼できる」(53.7%)が最も多かった。「自分のことをよく理解してもらえそう」(50.6%)も多く、通常の採用選考と比べて、企業と関係性を築きやすいイメージがあるようだ。

また、リファラル採用を望む学生は、望まない学生と比べてアクティブに情報収集する傾向が見られた。リファラルを望む学生で、「就職情報サイトを利用しなくても就活できる」と回答した割合は43%。リファラルを望まない学生よりも5ポイント高かった。サイトなしでも就活できる理由では「イベントなどで実際に企業の人から話を聞ける機会がある」と答えた割合が41%で、リファラルを望まない学生と比べて18ポイント高かった。「OB・OG訪問で情報入手できる」は22%で、同15ポイント高かった。

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学歴格差、再び?
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