そのメルアド・パスワード大丈夫? 自ら漏洩チェック
企業などのサーバーがハッカーによって攻撃され、メールアドレスやパスワードといった重要な情報が盗み出される事件が相次いでいる。過去にはアドビシステムズやドロップボックスといった大手企業もハッカーに攻撃され、個人情報が流出している。そのような状況で漏洩したアドレスやパスワードを使い続けるのは危険だ。
自分のメールアドレスやパスワードは漏洩しているのだろうか──。それを確認できるのが「ファイアーフォックスモニター」だ。メールアドレスを入力すると、過去に発生したデータ漏洩事件の被害対象の中に、そのアドレスが含まれていたかを確認できる。なお、漏洩したすべてのデータが管理されているわけではないので、「漏洩なし」と出たからといって油断してはいけない。
ファイアーフォックスモニターには、通知機能もある。新たな漏洩が確認された場合に、メールが届く仕組みだ。利用するには、ファイアーフォックスアカウントを作成する。アカウント作成時に入力したメールアドレスは自動で通知を受けられる。複数のアドレスを登録して監視することも可能だ。
パスワードの漏洩を調べる、最悪アカウントの乗っ取りも
メールアドレスの漏洩以上に怖いのが、パスワードの漏洩だろう。複数のサービスで同じパスワードを使っていると、ほかのサービスで漏洩した情報を基に簡単に侵入され、最悪アカウントを乗っ取られてしまう。
過去の事件で漏洩したパスワードを確認できるウェブサイトもある。もしも漏洩していたら、パスワードの変更は急務だ。また、ブラウザーのクロームを使っている人は、拡張機能を使ってID/パスワードの漏洩を随時確認できる。
[日経PC21 2019年11月号掲載記事を再構成]
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