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ポイント賢者への道

会計したのに「ポイント還元なし?」 その理由は ポイント賢者への道(134)

NIKKEIプラス1

2019/10/9

写真はイメージ=PIXTA

消費税率が引き上げられました。たびたび紹介してきたように、政府のキャッシュレス・ポイント還元事業では、登録済みの中小の店舗で対象の決済手段を用いると、補助金を原資に5%の還元を受けらます。コンビニエンスストアなどのフランチャイズ店では2%還元です。すでにコンビニで利用して2%の還元を受けた人もいるでしょう。

しかし中には、その他の店舗でキャッシュレス決済をしてみたものの、なぜか還元を受けた気配がなく、不可解に思っている人もいるかもしれません。その理由として考えられるのが還元の「タイミング」です。

コンビニの店頭ではその場で即時に還元を受けられるのが通常です。購入商品の料金を2%安くしてくれる仕組みを導入しているからです。ポイント還元というよりは実質的な値引きであり、消費者は補助金の恩恵をすぐに体感できます。

一方、中小企業や個人が営むお店ではそのような仕組みにはなっておらず、還元を受けられるのは後日です。クレジットカードで支払った場合、翌月以降にカード会社から請求される際にはじめて還元分が金額から引かれる流れです。

クレカによっては還元方式は多少異なります。例えば楽天カードは「楽天スーパーポイント」が後日付与される形で還元を受けます。ただ、ポイント付与の時期はやはり通常より遅くなります。通常は月末までの利用分に対して翌月15日頃にポイントが付きます。これに対してポイント還元事業を使った場合は翌々月の22日頃の付与となり、かなりの時間がかかります。

いずれにせよコンビニ以外の店舗では多くの場合、後日還元となります。すぐに還元がないからといって焦らずに、自分が使っている決済事業者のサイトなどで還元のタイミングを確認しておくとよいでしょう。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年10月5日付]

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