WOMAN SMART

ライフスタイル

親と死別、友達もいない 孤独と不安に立ち向かうには

日経ARIA

2019/10/10

親と死別して募る不安で押しつぶされそうな50代独身女性(写真はイメージ=PIXTA)
日経ARIA

「不惑」といわれる40歳を過ぎても、人生は迷うこと、悩むことばかり。楽になったこともあるかと思えば、新たな問題も出てきたりして……。そんな「もやもや」について、精神科医である水島広子さんに相談します。

Q 昔から人付き合いに自信はありませんでしたが、学校や会社などその時々で所属するコミュニティーはありましたし、仕事など目の前のことに追われ、自分のコミュニケーション能力不足を深く考える機会はそうありませんでした。ただ50代になり、親と死別するなどして、深く孤独を感じるようになりました。会社での付き合いも少なくなり、家族もおらず、あえて連絡を取って会おうとする友達も気づいたら、いなくなっていました。新たに趣味などをスタートしようかと考えましたが、そのうち浅い人間関係に疲れてしまうことが想像でき、実行に移せません。かといって孤独を受け入れるほどの勇気もなく……。本当は性格を変えて、気軽に付き合えるような友人をつくりたい。もしくは孤独を受け入れられるようになりたい。どちらもできず、もやもやを抱え、老後が不安です。(52歳、働く独身女性)

■親との死別は「悲しみの期間」に時間をかける

親御さんとの死別は「喪失」を強く感じさせるものですね。そういう時期に孤独を感じるのは当然のことだと思います。無理に明るくすることなく、「悲しみの期間」に時間をかける必要があります。「親もいなくなってしまった。私は孤独だ」という感情だけでなく、親御さんとの歳月を思い出し、できれば親御さんをご存じだった方と思い出話をするのも効果的です。

親を失うというのは人生のいろいろな時期に起こりうるものですが、ご相談者の場合、ちょうど「老後を考えると不安」という時期に重なってしまっています。50代は「老後」を考える時期だとも言えます。仕事がなくなったときの自分がどうやって生きていくのか、リアルに考えるようになる時期なのです。これは親との死別とはまた別の、不安を生むテーマです。

この2つの大きなことが重なってしまっているというのが現状で、それは大きな孤独感や不安につながって当然だと思います。

それでもこの方の場合、「学校や会社などその時々で所属するコミュニティーはありましたし、仕事など目の前のことに追われ、自分のコミュニケーション能力不足を深く考える機会はそうありませんでした」というところが一つのカギになります。

WOMAN SMART 新着記事

WOMAN SMART 注目トピックス
日経DUAL
医療保険 「マストではない」理由をFPが解説
日経doors
嫌よ嫌よはマジで嫌 NOも言えない、こんな世の中じ
日経ARIA
40代からの歯科矯正はあり? 失敗しない歯科医選び
日経DUAL
手軽なツールSNS 疲れずに仕事人脈をつくるコツ
ALL CHANNEL